海に移った神輿 小樽稲荷神社の海上渡御



 小樽稲荷神社(末広町・木村文彦宮司)の例大祭本祭が、小樽の下町・手宮地区で、6月10日(日)9:00から執行され、神輿渡御が行われた。
 14:00からは、神輿を海上に移し、北浜岸壁から7台の船団を組み、海上渡御が実施された。海上渡御の発着場所となった北浜岸壁では、おたる潮太鼓保存会の威勢の良い太鼓が響いた。大神輿・小神輿が2台の船に移され、神事の装束に身を包んだ神職らが乗り込んで、小樽港を一巡する海上渡御に臨んだ。
 うす曇の穏やかな海に、7台の船団が進み、例大祭本祭りのハイライトとなる、海上安全・大漁祈願を乞う祈願祭が、1時間半にわたって執り行われた。
 本祭りとなった10日は、日曜日とあって、さまざまなイベントが行われた十間坂仮設舞台周辺は、家族連れなどでにぎわっていた。