バラが見頃 桜・望洋台オープンガーデン


 「第6回小樽桜・望洋台 1日限りのオープンガーデン」(森田順子代表)が、7月1日(日)10:00から開催された。函館、帯広、旭川、ニセコ、札幌方面から500人以上が訪れ、中には、ツアーを組んで来場するグループもあり、多くのガーデニング好きが、個性豊かな庭を楽しんだ。
 この催しは、森田さんが庭を開放したのをきっかけに、花を通して人と交流し分かち合いたいと、市内桜・望洋台の花好き仲間が集まって始まった。今回は、12軒が自宅の庭を開放した。北海道の気候はイギリスと似ていてバラに最適で、6月末から7月初めが見頃となる。仲間が集いプロの話を聞いたり、お互いに刺激をし合い楽しんでいる。
 来場者は、受付(小樽四ツ葉学園ログハウス前・桜4)でもらうマップを頼りに、手の込んだ庭を巡り、花の街を散策するイベントとなっている。

 山本麗子さんは、16年前に越して来て、ガーデニングを始め、少しずつ準備し試行を凝らした庭作りで、毎年参加者を楽しませている。花と緑が家をぐるりと囲み、バラやクレマチスが見頃。ハニーサックルは甘い香りを漂わせいている。山野草も多い。樹齢20年の桜の木が程良く木陰を作り、良いアクセントとなっている。海で流木を拾いベンチを作り、夫と2人で作った手づくりの庭。誰もが楽しめるような工夫がある。きゅうりやトマトの野菜を植え、実りも楽しんでいる。山本さんは「花を楽しみ、手入れも楽しんでいる」と話す。
 浅見いづみさんは、12年前から住み、ガーデニングは10年目。第1回目から参加している。夫手作りのウッドデッキなど、こちらも2人で協力し、”自然な庭”をテーマとしている。春に、チューリップやスイセンが咲き、5月後半にはライラックとモンタナ、6月初旬には、白藤が見頃。夏は紫陽花、秋は、200種の宿根草や四季咲きのバラも楽しめる。バラは20種類もある。浅見さんは「仕事もしているので、時間がある限り庭に出ている。朝の水やりから始まる。蕾がつき、花が咲き、嬉しくなる。庭でほっとひと息、憩いの空間。よその庭を見に行くのが好き。このオープンガーデンのために頑張っている」と話した。
 ガーデニング歴15年の北広島の菊地達夫さんは、「自分でも、90坪の庭に40種類のダリアを植え楽しんでいる。小樽は、高低があり、景色が良い。皆さんの庭のようになるには、15年の経験ではできない」と感心しきりだった。