夏の小樽港に豪華客船 「飛鳥‖」来港


asuka2-1.jpg 夏の青空が広がる三連休明けの7月17日(火)、日本最大の12階建の豪華客船「飛鳥‖」が、小樽港第3号ふ頭に乗客約600人を乗せて入港した。
 「飛鳥‖」は、名船「クリスタルハーモニー」を改修した日本最大の12階建の客船。総トン数50,142トン、全長241m、全幅29.6m。運航会社は郵船クルーズ株式会社。
 今回は、博多から利尻、網走などを9日間で巡る「夏の北海道・サハリンクルーズ 8泊9日」で、最後の寄港地として来港した。燦くる~ず(きらめきくるーず)
 ちょうど着岸時には、北海製罐の「ポー」の始業の合図が港内に鳴り響き、周囲の岸壁にはイワシ目当ての釣り客が並び、豪華客船を目前に糸を垂らす小樽らしい光景が広がっていた。
 第3ふ頭では、巨大な船体を前に、10:10から入港歓迎セレモニーが開かれた。
 貞村英之副市長は、「ようこそ小樽へ心より歓迎します。小樽、積丹、ニセコを含むこの地域周辺は、観光エリアが集積している。自然、食べ物、温泉や大都市札幌と、観光資源があり、大いに楽しんでください。小樽は、運河、硝子、寿司や歴史的建造物が多く、ゆっくり散策し、小樽ならではのレトロな雰囲気が味わえる。祝津には、道内一のおたる水族館があり、是非ご覧頂ければと思う」と挨拶した。
 浅井壽船長は、「盛大な歓迎セレモニーをありがとう。すばらしい天候に恵まれ、乗客、乗員みんなで小樽の街を楽しませてもらいたい」と話した。ミス小樽・宇多愛純さんも出席し、花束や記念品を贈呈した。
 犬の散歩中だった市民は、「清々しい朝だね。釣り人がいっぱいいるし客船も浮かんでいるし、小樽は良い所だね」と景色を眺めながら周辺を歩いていた。
 寄港地ツアーとして、「小樽市内1日観光」「石原裕次郎記念館と小樽運河散策」「にしん御殿・小樽貴賓館見学」「ウヰスキー工場とフルーツ狩り」「ゆったり、のんびり定山渓温泉」「白い恋人パークお菓子工場見学」のコースが用意されていた。
 「飛鳥‖」は、16:30に博多へ向け小樽を出港した。30日(月)には、「夏の北海道クルーズ 」として、再び小樽にやって来る。