日本船で一番大きい"飛鳥‖"の船内見学会



 7月30日(月)07:00に「飛鳥‖」が、小樽港第3号埠頭に入港した。11泊12日の「夏の北海道クルーズ」で、7月22日(日)に神戸港を出港し、名古屋、横浜、釧路、室蘭、利尻を巡り、今朝、小樽港へ今年2度目の入港をした。
 この入港に伴い、豪華客船「飛鳥‖」の船内見学会が、10:00から開かれ、90名が参加した。4班に分れ、同船乗務員が案内役となり、船内を50分間に渡って見学した。
 「飛鳥‖」は、名船「クリスタルハーモニー」を改修した日本最大の12階建の客船。総トン数50,142トン、全長241m、全幅29.6m。運航会社は郵船クルーズ株式会社。
 船内見学会では、はじめに11階へ上がり、日本船ならではの和室を見学。オープンデッキにあるシーホースプールは、各地の海水を汲み上げ浄化し使用する。船内でもカリブ海など各地の海水を楽しむことができる。プール内の椅子を片付け、デッキディナーとして使用することもある。

 通路には、同船が初寄港した時に贈られる盾を展示。世界各国の盾がずらりと並んでいる。
 7階から10階は客室で436室あり、乗客定員数872名。半分以上がバルコニー付きで、全室オーシャンビュー。
 メインダイニングの「ファーシーズン・ダイニングルーム」では、和食からフレンチと多彩なメニューを用意。「リドカフェ&リドガーデン」は、ビュッフェスタイルのレストラン。「ザ・ビストロ」は、軽食が楽しめるカフェ。和食レストラン「海彦」では江戸前寿司、刺身などを用意している。
 飛鳥オリジナルブランドや寄港地土産ショップなど、船内ショップも充実している。ハリウッドシアターでは、1日2本の映画を上映。260席と普通の映画館と同じような迫力で楽しめる。3,000冊の本があるライブラリーは、24時間使用でき、多目的ホールでは、手芸教室などを開催し、64名が受講できる。プロムナードデッキでは、気功、ヨガ、太極拳、スポーツゲームなどが楽しめる。オープンデッキでは、船内440mのコースを景色を堪能しながらウォーキングができる。マリナーズクラブでは、グランドピアノの生演奏。チップで遊ぶカジノやマージャンルーム、ギャラクシーラウンジは、400席で、専属キャスト10名が、ミュージカルショーを披露。本日は、ゲストを迎え落語を公演。
 460名の乗客は、日本人が100人、360人が20カ国からの外国人と説明した。
 札幌からの見学者は、「初めて見学会に参加した。一度乗ってみたい、旅をしてみたいと思った」と話していた。
 同船は13:00に小樽港を出港し、8月1日に横浜へ帰港しクルーズは終了。小樽港寄港は、今年最後となり、豪華客船が小樽港に浮かぶ姿を、多くの市民が見送っていた。