「絆〜桜の道は限りなく続く〜」 桜町中開校50周年文化祭


sakurabunkasai.jpg 小樽市立桜町中学校(桜1・渋谷和則校長・268名)で、10月4日(木)と5日(金)の2日間、開校50周年を祝う文化祭が開かれた。
 今年のテーマを「絆〜桜の道は限りなく続く〜」とし、培われた絆を未来へ繋げていこうと文化祭実行委員が考え、7月から準備を進めてきた。体育館では、そのテーマが書かれたピンク色の包装紙などから桜の花びらを作り、巨大なコラージュを製作し展示している。
 初日は、クラス対抗の合唱コンクールや劇やダンスのステージ発表。2日目は、9:00より吹奏楽部26名による演奏会。「夏色」「ドラゴンボールZの主題歌」「アンパンマンのマーチ」「女々しくて」「嵐メドレー」、アンコール曲には、AKB48の「ヘビーローテーション」など5曲を演奏した。同校3年生の吹奏楽部・青木未来部長は、「夏休みから練習はしていたが、あまり時間がなかった。学級の文化祭の準備と重なり大変だった。今日は、練習よりすごく上手にできた」と満足していた。
 ステージでは各学年の発表があり、3年1組のミュージックビデオは、楽曲を含む映像作品で、クラスメイトが出演し、撮影編集も全員で協力して完成させ、会場を大いに沸かせていた。3年生は、最後の文化祭となり、感動し涙する子もいた。

 展示物では、1年生は、市内研修のまとめや渋谷校長先生のちぎり絵、割り箸で作った校舎を展示。2年生は、ステンドグラス風ちぎり絵を廊下に展示。原画をコピーし拡大し転写。色を入れる部分を切り抜いて作った作品。3年生は、見学旅行のまとめを体育館に展示していた。
 美術科で製作した作品も展示。1年生は、三角錐や三角柱などをデッサンした。えんぴつの持ち方や捉え方など基本的な学習をし、5時間かけてじっくりと仕上げた作品。2年生は「躍動感を捉えて」と題して、針金の芯材に粘土をつけて、テニス、サッカー、野球をしている人の瞬間をとらえ、人体の骨格や筋肉の付き方も考えている作品。3年生は、自画像で、自分の顔と背景に自分の未来像や好きなことを考えている様子や、走っている自分など、背景も含めて自分を表現した作品を展示している。
 図書館では、50周年に合わせて、50年のあゆみ、懐かしい写真を展示している。
 3年生の河合諒稀文化祭実行委員長は、「準備にいろいろ大変だったが、3年生最後の文化祭に感動した。全部楽しかった。1年生は、初めてなのに力があると感心した。後輩にはいろいろと残せたと思う」と話した。
 桜町中学校開校50周年記念式典を、11月16日(金)14:00から同校体育館で開催。祝賀会を18:30よりグランドパーク小樽(築港11)5階樹海の間で行なう。会費は4,500円。申し込みは、電話:0134−54−6505、又は、FAX:0134−54−6553で。