小樽市文化祭「第50回書道市展」 143点の力作並ぶ


syodoushiten.jpg 小樽市文化祭「第50回書道市展」が、10月11日(木)から14日(日)まで、小樽市立美術館(色内1)で開催している。
 1階には、二科33名・34点、高校生42名・42点と市展委員28名・28点、2階には、一科34名・39点の作品の合計137名・143点を展示している。昨年より7点多い。高校の部は、小樽潮陵・小樽桜陽・小樽商業高等学校が出展し、特選と秀作、入選も展示している。
 書道は、漢字・仮名・近代詩文・墨象・篆刻に分かれ、墨の色にも淡墨・濃墨があり、作者の個性が出る。今回は、50回目を記念して、「第50回展記念賞」を、一科、二科に設けた。28名の市展委員が選考し、最高賞の市展賞には、一科・加藤ヨシさんの仮名作品が選ばれ、2階会場に展示され、来館者の注目を集めていた。

 市展委員の西住子さんは、漢字作品「醉風春」を出展している。「仮名作品が多く、努力し高い評価を受けていた。年を召した方が努力していることは喜ばしいことである」と、今回の書道市展の感想を述べた。また、「書道を始めて、27 、8年が経ち、日々悩んで作品づくりをしている。挫折したこともある。自分の調子が良くても、先生の意見と反することもあるが、それで良いと思う。先生の評価が自分の自信作だった時、とても嬉しいと感じる」と話した。
 市内女性は、「素晴らしい作品ばかりで、毎年見に来ている。自分も書道をしていて、参考になる。大きな作品を書くのは大変だと思う。苦労が感じられる」と話した。
 書道市展は10月11日(木)から14日(日)10:00から17:00。最終日の14日は15:00までで、その後、展示会場で表彰式が行われる予定。
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