はるかハワイへ! 水産高生が漁業実習に出港



 平成24年度北海道小樽水産高等学校(若竹町9)乗船実習出港壮行式が、10月26日(金)13:30より、小樽港第2埠頭8番岸壁で行われた。
 実習船は、北海道教育庁渡島教育局所属「若竹丸」(666トン・松代真佳船長・乗組員26名)。本科海洋漁業科第2学年漁業コース22名と専攻科漁業科第1学年9名が乗船実習を行う。埠頭には、全校生徒430名と保護者が集まり、壮行式に参加した。
 実習日程は、26日14:00に小樽港を出港し、実習海域のハワイ北西海域で、マグロ延縄実習を行う。ハワイ・ホノルル港には11月20日に入港し、国際交流の後、23日に出港。実習期間は47日間で、航海実習や漁業実習に取り組む。12月11日(火)9:00に小樽帰港の予定。

 同校の村松裕史校長は、「乗船に慣れていないと思うが、しっかりと頑張ってもらいたい。餞(はなむけ)の言葉を贈る。『艱難汝を玉にす』苦しいこと・辛いことを乗り越えることによって、人は大きく成長するという。船酔い、当直など様々な体験を積むことになるが、苦しいことを乗り越え、立派な人間として成長するために、意志をしっかり強く持ち、自分に負けないことが大切。22名の仲間とお互いに励まし合い、激励し合い、全員で乗り越える。友達と友情を深めてもらいたい。大きく成長して帰ってくると思う」と激励した。
 実習生を代表して、海洋漁業科の佐藤拓実君は、「航海実習やマグロ延縄実習に取り組み、学校では学ぶことのできない知識や技術を身につけたいと思う。乗船中は、ルールや指示に従い、協力し合って楽しく有意義な乗船をし、ひとまわりもふたまわりも大きくなって帰りたい。見送りありがとうございます」と応じた。
 友人や家族との別れの時間が少しあり、海洋漁業科の鹿島貴行君は「楽しみにしている。辛いことがあると思うが頑張りたい」と決意を述べ、友人に囲まれ励まされていた。出港時には、紙テープが投げられ、大勢の人が見送っていた。
 なお、実習の様子は、同校ホームページに掲載される予定となっている。
 小樽水産高校HP