雪あかりの路オブジェ作り大詰め 中・韓ボランティアが制作


 第15回小樽雪あかりの路会場のオブジェ作りが、8日(金)の開幕に合わせ、急ピッチに進められている。手宮線会場のスノートンネルはドームがほぼ完成し、内部の壁に雪を貼り付ける作業を行っていた。

 2月3日(日)に到着した韓国ボランティアチーム「OKOVO」53名が、手宮線会場で5日から作業を開始。5班に分かれ、10:00〜12:30と14:00〜16:00に11基を制作。大学生が9割を占め、社会人は3名で25歳前後が参加。同ボランティア経験者が14名で、初めての参加者が多い。雪あかりの路開催中も、点灯や写真撮影などのボランティア活動行い、18日は後片付けを手伝い、19日と20日は自由時間を過ごし、21日に帰国予定となっている。
 初めて参加の大学生・イ・トンギョンさん(23)は、「大学の掲示板を見て参加した。11年前に日本に住んでいた縁で、また日本へ来たかったので応募した。もっと寒いと思っていたが、全然寒くなく楽しい。雪を運んだり、シャベルで形を作ったり、穴を掘ったりしている。初めて会うボランティアのメンバーとも友達になり楽しんでいる」と話した。また2年目のイ・ゼオさんは副団長を務め「副団長という新しい役目を受け前回と違った。スタッフと協力し行っている」と話した。
 隣では、中国ボランティア13名が、本日6日(水)から作業を開始。1基を制作する予定。中国、韓国からのボランティアは、朝里のウインケルビレッジで合宿生活を送っている。

 北海道ガス小樽支店では、4日から交代で常時5名が参加。オブジェの中に、カップルでの撮影スポットを設けた。同社員は、「見に来る人が綺麗だと思い、また小樽へ行きたいと思ってもらえれば」と話した。今日で完成を予定。
 運河会場では、近藤工業が7〜8名で4日から制作。毎年参加し、オブジェ作りに技を感じさせる。「今年も写真スポットにしてもらいたい」と話していた。
 小樽商科大学よさこいサークル翔楽舞では、2日から開始したが、作業が遅れ気味。代表の同大学1年生・鈴木敏広さんは、「土台が大変で人手不足。うずまき状にして灯りを飾るようにしたい。夜の灯りを綺麗に見てもらえれば」と話し、4人で力を合わせ制作に精を出していた。