運がっぱがパンとコラボ "運がっぱん"新発売



 小樽を応援したいと誕生した「運がっぱ」と、有限会社パンのいのまた(福島多良代表取締役・稲穂3)が共同企画して完成した「運がっぱん」が、3月9日(土)同店舗で新発売した。ungappan2.jpg
 あんこの目とチーズの口で、運がっぱそっくりに仕上げたパンは、甘さを抑えた小倉あんとクリームチーズを中に入れ、子どもから大人まで幅広く好まれるように、飽きのこない工夫がされている。1個180円で毎週土曜日5個限定販売となる。
 小樽の人気上昇中のゆるキャラ「運がっぱ」は、株式会社石井印刷内小樽紙匠堂(相生町8)から、2012年8月に小樽を応援しようと、浮き玉に乗って遠い国から旅をして小樽運河に辿り着いたという設定で誕生した。週末の市内各地に出没したり、小樽市や観光協会などからの要請に答え、市民や観光客の人気者となっている。昨年の「ご当地ゆるキャラグランプリ」では、全国865体中187位(道内35体中6位)の好成績を収めている。
ungappan1.jpg そこで、同社が、「おたる運がっぱ」と小樽市内の店舗とコラボレーションし、「運がっぱ」のキャラクターを使った食品や商品などを考案し販売する「運がっぱと小樽なかよし大作戦」を企画し、現在参加店舗を募集している。第1弾を、同店・福島代表取締役に相談したところ、快く賛同し今回の「運がっぱん」が誕生した。
 同店舗は創業65年。2代目福島代表取締役は、「インパクトのある運がっぱに近づけようと苦労した。生地に抹茶を入れて緑色にし、中にはクリームチーズと小倉あんを入れた。小樽が寂しくなり、少しでも盛り上げようと思い協力した。観光客や小樽市民に味わっていただきたい」と話した。
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 新発売した9日には、予定の2倍の10個の「運がっぱん」を用意し、11:30には、運がっぱが同店を訪れ、パンを購入しPRしていた。
 同社・長谷川義之氏は、「福島社長から快く受けてもらい感謝している。小樽を盛り上げられるか、子どもから大人まで多くの方に喜んでもらえるようなパンにと話し合った。運がっぱの顔の形にしてもらい、パン生地に抹茶を入れて緑色を出すなど、細かく作ってもらい、手頃な価格で提供でき感謝している」と話した。
 朝からの大雪にも関わらず、インターネットで知った市民らが同店へ訪れ、「運がっぱん」を買い求めていた。