市内14中学校で卒業式 1,029名が新たな門出


kitayamaS2.jpg 残雪が多い中、3月15日(金)、小樽市内14校の中学校で一斉に卒業式が行われ、1,029人(男子487人・女子542人)が、9年間の義務教育を終了し、新たな旅立ちの日を迎えた。
 市立北山中学校(赤岩2・全校172名)では、第66回卒業式を10:00から、本校2階体育館で行い、卒業生56人(男子26人・女子30人)が、3年間通った校舎や友達、先生との別れを惜しんだ。
 担任から名前を呼ばれた卒業生は、ひとりひとり壇上に上がり、名取俊晴校長から卒業証書が授与された。
 名取校長は、「多くの人に支えられ、この日を迎えるることができ感謝する。それぞれの家庭で、その数だけドラマがある。これまでの喜びや悲しみ・苦労を考えると、中学校卒業という大きな門出は感慨もひとしおと思う。ひとりひとりに渡した卒業証書は、小学校と合わせて9年間の義務教育の過程をすべて終えた証明書。大切に保管してもらい。
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北山中学校で多くの仲間と出会い、自分を鍛え学力・体力を伸ばし、社会的・精神的にも大きく成長した。その成長は誰もが驚く。自分を育ててくれた人や人間として基盤を作ってくれた仲間や先生方を、心のふるさととして心の支えにしてもらいたい。自ら歩んだ15年間の日々、こんなにも素敵な仲間と偶然にめぐり合えた奇跡を大事にしてほしい。夢を見て、夢を信じて、夢を大切に自力の道を歩む今後の人生に拍手を贈る」と、式辞を述べた。
 在校生を代表して山口佳純さんは、「卒業おめでとうございます。在校生にも皆さんへの沢山の思い出があり、入学した頃、時には厳しく優しく接しいろいろなことを教えてもらった。4月からは私達在校生が中心となり、引っ張って行きたいと思う。未来の扉をゆっくりと開き一歩ずつ歩いて行ってください。今までと比べ物にならないほど、辛いことや投げ出したくなることがあると思うが、家族や友人、皆さんを大切に思っている人がいることを忘れないでください。北山中学校卒業生としての誇りと本日の感動を胸にそれぞれの道で活躍されることを応援しています」と述べた。
kitayamaS3.jpg 卒業生を代表して工藤凌介君は、「今日はひとりひとり、決意を胸に最後の通学路を歩いてきた。3年生となり、最上級生として、1、2年生の見本となり先頭に立って、北山中学校全体をまとめていかなければならないという気持ちになった。最後の文化祭では、ひとりひとりの仕事に責任を持ち、一生懸命取り組んだ。3年間この学校で学んだ沢山のことを心に刻み卒業する。在校生は、先輩達が積み重ねた伝統を守り、北山中学校を誰もが誇れる学校にしてもらいたい。これから立ちはだかる様々な困難に、全力で正面からぶつかって行きたいと思う。今日の決意と明日への栄光を胸に私達は卒業します」と述べた。
 その後、式歌「旅立ちの日」を全校生徒で合唱し、「道」を卒業生が歌い、3年間を振り返り涙を流す生徒の姿が見られた。同校玄関前では、在校生が卒業生を見送り、別れを惜しんでいた。
 なお、市内26校の小学校の卒業式は、16日(土)の潮見台小学校を皮切りに、20日(水)まで行われ、922人(男子482人・女子440人)が思い出の校舎を旅立つ。
 北山中学校HP