アメリカから特別講師を招き強化練習!ダンスうんどう塾

 未来のジュニア・アスリート育成を手掛けるダンスうんどう塾(小樽有幌町3・小林英夫塾長)では、今年9年目を迎えた増強シリーズ21春季講習会を、3月25日(月)から27日(水)まで、市民会館(花園2)地下1号ホールや運河プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで、9:15から21:00まで、小樽・函館・長野・群馬・千葉・北九州などから、ジュニア12名と指導者13名が参加して行なった。
 同講習会は、春・夏・冬休み時期に開催し、競技への技術向上を目指し、アスリートとしての自覚を促し人格形成と心身の成長発達を図るものとしている。
 今回初の特別講師であるアメリカン・スムース・アスリートのユーリ・パブロフ選手(37)を招き、本場のアメリカン・スムースを組み込んだ強化練習を行った。小林塾長がユーリ氏と知人を通して知り合い、同講習会の講師を依頼したところ、快く受けてくれたという。
 講習会の目的のひとつは、今年11月19日に開かれる全米3大ダンス競技大会のひとつ「オハイオ・スター・ボール」への出場。

 小林塾長は、「世界へ向けチャレンジし、目標を定めることによって効果を高める。ダンスは世代を超えて楽しめ、安心で安全な環境を作り、大きな夢への道を作っている。ダンスの本を読んだり形から入ろうとする人が多いが、リズム、音楽から入れるように違う入り口を設け、表現や能力をつけていく」と話す。
 2012年JOCから「オリンピック有望選手認定」を受けた2組と「同指導者認定」を受けた2名も練習に加わり、全国各地から集まった選手やプロ、アマチュアの指導者が、共に目標に向かい熱心に練習に励んでいた。
 ユーリ講師は、何度も手本を見せ、こまかく指導。同講師の掛け声が会場に響いていた。 
 「オリンピック有望選手認定」を受けた菅原一樹君(14・群馬)と三橋櫻さん(15・千葉)のペアは、「本場のアメリカの選手からアメリカン・スムースという違う種目を学び、新しい振り付けを具体的に教えてもらい貴重な体験をした」と感想を話し、もう1組の大西咲菜さん(11・富山)・大晶君(14)の兄妹は、今後の目標を、「オリンピックの正式種目となり出場して優勝したい」、「世界選手権で優勝したい」と大きな目標に向け笑顔で話した。