北照無念!テレビ応援会で80名が応援

 第85回選抜高校野球大会10日目の3月31日(日)、準々決勝第2試合目13:40より、小樽・北照高校と埼玉・浦和学院が対戦。北照高校は浦和学院に0対10の大差で敗れ、ベスト4進出の夢は絶たれた。北照打線は1ヒットだけに抑えられたまま反撃できなかった。浦和学院は10安打完封勝利、21年ぶりの準決勝進出となった。
 日曜日となった大会10日目の準々決勝、北照高校対浦和学院の試合も、北照高校視聴覚室で「テレビ応援会」が開かれた。市民や、小樽リトルシニア団員、前回同様、北照高校新2~3年生の女生徒24名の総勢80名が応援に駆けつけ、スティックバルーンや太鼓を鳴らし熱い声援を送った。
0331hokusyo1.jpg 1回裏、浦和学院の高田が大会2本目のホームランで2点先制。その後も浦和学院が優勢な展開を示し、4回にも北照はチャンスをつかめず得点にならなかった。5回も三者凡退。この裏、浦和学院は、ランナー2、3塁とチャンスを迎え、スクイズに失敗したが、タイムリーヒットで追加点。北照は大事な場面で守備のエラー、この回2点を許す。北照、6回表も三者凡退。7回表まで、わずかヒット1本で三者凡退が続く。7回裏、大串に三者連続のフォアボールで、1アウト満塁となり3点の追加点。大串ここまで8つのフォアボールとなる。この回浦和は6点を追加し、10点差となる。ここで大串投手は小樽出身の山田投手と交代。レフトも澤田から後藤に交代。その後も北照は、ヒットが無く、0対10で浦和学院に敗れた。
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 4月から小樽リトルシニア入団の長橋中学校1年生・和賀大樹君は、「頑張ってよく投げたけど、打たれてしまった。山田君は良いピッチングをしていたと思う。凄かった。僕も甲子園へ行けるように頑張りたい」と話した。
 初日は甲子園、2回戦と3回戦を北照でテレビ応援していた駒美奈さん(20)は、「勝てると思っていたが残念。夏に向けて頑張ってもらいたい。夏には全国制覇してもらいたい」と次への応援が始まっていた。
 田中基裕教頭は、「残念だが、3試合でき幸せだと思う。多くの人々の助けがあって出来たことなので、感謝の気持ちを忘れずに、今後に活かしてもらいたい」と話した。