春色の音色♪ 小樽管弦楽団スプリングコンサート

 小樽管弦楽団(廣田洋子団長)では、小編成の演奏を楽しめるスプリングミニコンサートを、5月3日(金)の憲法記念日に開催。あいにくの冷たい雨にも関わらず、市民ら200人以上が会場に集まり、管弦楽が奏でる春色の音色に聴き入った。
springconcert1.jpg 同楽団は、昭和42年に小樽室内楽協会として立ち上げ、平成24年から名称を「小樽管弦楽団」に変更。平成7年に小樽マリンホールが出来てから、毎年、春のミニコンサートを開催し、秋には、定期演奏会を開いている。現在の団員は、小樽、余市、札幌、道内各地の大学生から80歳代までの男女約40名。2月から11月の毎週木曜日19:00から21:00まで、小樽市立美術館・文学館で練習を重ね、その成果を演奏会で披露した。
 今回の演奏会は、前半は、管楽アンサンブルやホルン、オーボエのアンサンブルでの春色の音色を楽しみ、後半は、嶋田宏コンサートマスター率いる出演者全員40名によるオーケストラが、ベートーヴェン交響曲第8番へ長調第1楽章から4楽章を30分間演奏し、聴衆を魅了した。
springconcert2.jpg 拍手が鳴り止まず、アンコール曲「花は咲く」の演奏をしっとりと聴き、大きな拍手が会場から沸き起こり、1時間半の生演奏に午後のひとときを楽しんだ。
 関係者は、「悪天候にも関わらず、多くの聴衆に来てもらい良かった。演奏は成功だった」と話した。
 市内40代の男性は、「演奏会は素晴らしかった。ベートーヴェンなど馴染みの中でも、マイナーな曲を聞かせたりと楽しませてもらった。生演奏は素晴らしく、もっと演奏会の回数を増やし、多くの市民を楽しませてもらいたい」と感想を話した。
 定期演奏会を、小樽市民会館開館50周年記念事業と合わせ、12月1日(日)に小樽市民会館で開催、ベートーヴェンの交響曲第9番を合唱付きで予定している。