夕陽の季節到来!水平線に沈む太陽が変形

 朝から快晴となった5月31日(金)の小樽市内は、半袖姿の観光客や市民が目立ち、夏を思わせる汗ばむ日となった。16:00には、最高気温24.3℃を記録。
 北海道・東北蜃気楼研究会会員の報告によると、13:00過ぎには、北防波堤から石狩湾のタンクが変化する上位蜃気楼を観測。一時は、タンクの反転像や海水面が上昇するなど、16:30過ぎまで変化が見られた。また、銭函からも高島沖のトド岩が伸びたりと変化を確認した。
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 晴天の中、この時期に見事な光景を見せる夕陽の観測に祝津へ。上空には雲があったが、水平線近くには雲がなく、水平線に沈む夕陽を見ることができた。
 除々に沈んでいく太陽が変形し始め、楕円になったり、くびれができた。盃をひっくり返したような形になるなど、丸い太陽が様々な形に変形しながら、水平線に沈むのを観測出来た。期待していたグリーンフラッシュは見ることが出来なかった。
 この時期の小樽の日の出は4:00、日の入りは19:08。夏至までは、まだまだ遅く沈むこととなり、雲がなければ、水平線に沈む夕陽を楽しむことができる。夏至頃を折り返し地点とし、だんだんと山側へ沈むようになる。

 祝津パノラマ展望台では、夕陽ファンが、沈む時間が近くなるにつれ集まり、思い思いに夕日を楽しむスポットとなっている。
 太陽が沈んだ後には夕焼け空が広がり、1日を締め括った。