"小樽っ子ノート"配布 市立小樽図書館


otarukkonote1.jpg 市立小樽図書館(花園5・野口陽一館長)では、図書館新館オープン30周年記念と、5月の図書館振興月間に合わせ、「小樽っ子ノート」を作成。幼児・小学生版と中学生版の2つのタイプを、館内で5月24日から配布している。
 幼児・小学生版を350冊、中学生版を250冊用意。すでに、幼児・小学生版80冊、中学生版40冊以上を配布している。当館ホームページからダウンロードすることもできる。
 司書の海藤久仁子氏が中心となり、子ども達が本に親しみ、読書のきっかけ作りにと作成した。読んだ本を読み返したり、本に対する思い入れを深めてもらいたい」と話した。
otarukkonote2.jpg A4サイズのノートは、図書館で借りた本を記録する「図書館レシート」12回分を貼り付けることができる。このレシート12枚を集めると、『図書館の達人』の認定証がもらえる。気に入った本の名前とちょっとした感想が記入できる「お気に入りブックリスト」や図書館児童室の壁にある「おすすめブックツリー」、絶対におすすめだと思う本を記入する「おススメの本」の記入用紙、小樽図書館の利用方法などがわかる「図書館ガイド」も掲載されている。
otarukkonote3.jpg 現在「おすすめブックツリー」には、22枚のおすすめ本情報が子ども達によって張られている。それに対して海藤氏は、そのおすすめ本のある場所やラベル番号を記入し返事を書いている。司書ならではのいろいろなことが読み取れ、図書館にない人気の本を揃える参考にしており、カードが増えるにつれ予想より多い反応に喜んでいる。
 図書館利用者には、同ノートの発行を告知していたため、発行を心待ちにしていた児童も多く、また、大人用は無いのかと聞かれることもある。近郊の小学校へ出向き、全校集会でノートの紹介をしたり、中学生には、図書委員に紹介を依頼している。「このノートをきっかけに、いろいろな本を幅広くチャレンジして読んでもらいたい」と呼び掛けている。
 図書館では、移動図書館バスも含み、1日平均1,200冊の本が貸し出されている。1人10冊まで、紙芝居は2巻まで、2週間借りることができる。
 なお、6月21日(金)から28日(金)まで、蔵書の点検や全書架の清掃と整備等を行なう、館内特別整理休館日を予定している。
 小樽っ子ノート