少年少女からシルバーまで 19団体400人の歌声

 小樽合唱連盟が主催する「第116回小樽市民合唱祭」が、6月9日(日)13:30より、小樽市民会館大ホール(花園5)で開催された。
 小学生からシルバーまでの幅広い年齢層の合唱団19団体・約400人が、日頃の練習の成果を発揮し、澄んだ歌声を会場に響き渡らせた。
 小樽合唱連盟(鈴木功理事長)は、昭和22年7月に創立。小樽のそれぞれの合唱団が協力し合い、市民参加による小樽市民合唱団として活発な活動が続けられている。当初は合唱祭を年1回開催していたが、春と秋の年2回開催で116回を迎えた。
 小樽少年少女合唱団は10月の定期演奏会に向けて練習を開始。桂岡少年少女合唱団は、創立35周年に向けて練習に励んでいる。中学・高校部門は、NHK全国学校音楽コンクール小樽後志地区大会へ向けてと、それぞれの団体が目標に向かい今年度の活動を開始している
 アゼィリア・コーラスは、「花は咲く」と「めぐりあいの中に」を熱唱。女性20名の清らかな歌声が会場に広がった。小樽市役所グリークラブは、男声合唱組曲「東京景物詩」より作詞北原白秋・作曲多田武彦「あらせいとう」「カステラ」や宮城県民謡「斎太郎節」の3曲を披露した。
 桂岡少年少女合唱団20名は、「オーシャンゼリゼ」や「春」「草競馬」を踊りを交えて歌い、会場からは温かい拍手が沸いていた。

 披露した曲は、それぞれの団体の個性を活かした曲が選曲され、19団体が次々と綺麗なハーモニーを響かせ、聴き応えのある合唱祭に、市民ら約350人が午後のひと時を楽しんだ。
 出演した男性は、「市民がもっと合唱に参加し、もっと多くの人に聞いてもらいたい。合唱に対してもっと活気づいてもらいたといつも思っている」と話した。
 次回「第117回小樽市民合唱祭」は、11月4日(日)13:30より市民センター(色内2)マリンホールで開催を予定。
 なお、小樽市民会館開館50周年を記念して、小樽管弦楽団と同連盟が協力して、12月1日(日)に「小樽市民会館開館50周年記念第九公演」を行う。市民合唱団100名を公募し、同連盟団体合わせて200~250名の参加を見込んでいる。一般市民公募は、6月中旬を予定している。