第12回"グループ爽凛"展 個性ある作品並ぶ


sourinten1.jpg 毎回、様々な絵画展を開催している古屋ギャラリー(花園4)では、小樽市退職教職員互助会による「第12回”グループ爽凛”展」を、6月23日(日)まで開催している。同会員13名の水彩、油彩、パステル画(6〜10号)の33点を展示。教え子や仲間が会場を訪れている
 同会は、2000年に創設し、教員退職者やその家族が会員となり、現在会員数26名。同ギャラリーオーナー古屋五男氏も世話人のひとりとして参加している。初年度は作品展を行なわず、2年目から毎年開催している。
 古屋ギャラリーを会場に月2回会員が集まり、指導者がいる形よりお互いに教え合おうと和気藹々と学んでいる。年1度の写生会では、小樽公園や小樽運河などへ出かけている。
sourinten2.jpg 教室で制作した干魚や野菜、トランペットなどの絵が会場に並び、同じ題材を描いてはいるが、それぞれの作者の個性や思考が反映されている。中心となる物を描き、そこにはない野菜や花を付け足し、位置をずらしなど、想像力を働かせ、個々でアレンジすることを教室で学んでいるという。
 近くでも外での写生会は有意義で、木々の緑は光の勉強になるそうだ。雪景色の運河や夜の運河を写生会をもとに自身で発展的に描いている。
 6月の教室で、トランペットを描いた作品が一番新しい作品。同じテーマだが、角度や色使い、バックに一味工夫を凝らし、個々の作品に仕上げている。
sourinten3.jpg
 古屋氏は、「バラエティに富み、見ていて楽しい。同じテーマに自分なりに工夫しているところが見所。皆さん、年々上達している。成長ぶりやテクニックをこの機会に是非見ていただきたい」と話した。
 小樽在住の女性は、「水彩画が好き。花を描いた絵が気に入り、近くで見ても良かったが、遠くから見るとまた違った雰囲気に見える。綺麗に描けている」と話した。
 第12回「グループ爽凛」展 6月18日(火)~23日(日)10:00~17:00
 古屋ギャラリー(花園4)0134-27-1036 入場無料