北しりべし6市町村 手稲駅で観光PR


kankouPR1.jpg 「北しりべし定住自立圏形成協定」を結んだ小樽市・積丹町・古平町・仁木町・余市町・赤井川村の6市町村が、7月17日(水)15:00から19:00まで、JR手稲駅2階自由通路「あいくる」に集結。同駅を利用する通勤や通学、買い物客らに特産物や観光イベントのPRを行なった。
 小樽市単独では、昨年12月にロングクリスマスのPRを同駅で行っているが、同協定での参加は初めて。
 小樽市は、平成22年4月に「北しりべし自立圏形成協定」を5町村と締結した。「連携や協力を有機的に行い、産業振興を通じて、自立に必要な経済基盤の整備を促進し、圏域全体の活性化や利便性の向上を図るために推進する具体的な取り組みを行う」としている。
 また、小樽市と石狩市と札幌市手稲区とは、平成19年から3市連携事業を展開。交通安全やスポーツ交流などを行なってきた。今回のPRイベントは、手稲区から「手稲駅のスペースを使い、観光PRをしては」との提案があった。同駅は、札幌圏内で、札幌駅に続き乗降客数が多い駅でPRの効果が期待できるとしている。
kankouPR2.jpg 会場では、6つの市町村ブースを設置。小樽市では、あまとうのマロンコロンや運がっぱのグッズ、子持ちシシャモや潮風鈴を販売し、潮まつりもPR。余市町では、りんごのほっぺや採れたてのさくらんぼ(佐藤錦)30パックを販売、すぐに完売した。仁木町では、りんご、ブドウ、トマトのジュースやさくらんぼ40パックは30分で完売した。
 仁木町の担当者は、「7月はさくらんぼ狩り、25日頃からブルーベリー狩り、プルーン、ブドウ、梨、りんごと10月の中旬又は下旬頃まで楽しめる」と話した。
 積丹町では、積丹ブルーのPRや写真コンテストの案内チラシを配布。ホッケの燻製の試食を用意し、通行人へ配布していた。古平町と赤井川村では、パネルとパンフレットで観光をPRしていた。
kankouPR3.jpg 来場者へのアンケートでは、3年間の「お出かけ」についての質問で、週末や連休などの宿泊先や日帰り旅行などについて行なわれた。アンケートに答えると、抽選会に参加できる特典付き。おたる水族館チケットや、りんごジュース、魚などの乾物、饅頭などが賞品。開催後1時間で70〜80人がアンケートに答えていた。
 17:00から20分間、「運がっぱ(小樽)」「ソーラン武士(余市)」「ていぬ(手稲)」のゆるキャラが会場に集合し、通行人らが足を止めた。18:00から2回目が行なわれ、観光PRに花を添えていた。
 小樽市企画政策室・中田克浩室長は「果樹や海の季節に合わせ観光をメインにPR。このイベントを通じて、実際に小樽などの6市町村へ出向き、楽しんでいただきたい」と話した。
 7月18日(木)15:00〜19:00にも開催。ゆるキャラ集合は、17:00と18:00の2回を予定している。
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