写真愛好家のナイスショット! 道写協コンテスト'13


 北海道写真協会小樽支部(川原静雄支部長)が主催する「道写協小樽写真コンテスト’13」が、10月6日(日)まで、北海道新聞小樽支社(稲穂2)1階ギャラリーオアシスで開催中だ。
 後志管内の写真愛好家22名から129点の応募があった。9月11日(水)公開審査を開催し、応募者が見守る中、写真道展審査会員・嶋田洋子氏による厳正な審査の結果、名誉ある推薦に、鹿戸芳之さんの作品「旭岳を行く」が選ばれ、他20名の作品が入賞を果たした。
 川原支部長は、「冬の旭岳を撮った作品で、手前に迫力ある雪庇とその奥に噴煙、そして青空に映える真っ白な旭岳と近景から遠景まで見所を撮り込み、加えて左側の稜線を歩く登山者を取り込んだ素晴らしい力作」とその作品を高く評価した。
 受賞した鹿戸さんは、「写友で作る”フォートピア”の会のメンバーで、今年の4月5日に旭岳に出かけた時に撮影したもので、スノーシューを履いて登った。とても良い天気となり、素晴らしい光景。dousyakyou1.jpg何度か旭岳に来ているが、夏山より冬山の方がウエイトが高い。初めて推薦を受賞し、大変嬉しい。公開審査中は、あきらめていたが、結果として推薦に選らばれ、ご褒美をもらい感激している。道写協の例会などが勉強になり、情報を吸収させてもらっている」と喜びを語った。
 会場の21枚の作品は、どれもレベルの高い作品。撮影者も道展入賞常連も多く、市内をはじめ、全国的なコンテストでも高い評価を受けている。熱心な写真愛好家達の作品を一堂に楽しむことができる。
 特選の高橋省三さんの「サンセット」は、焼けた空がいく層にもグラデーションとなり見事な光景に遭遇している作品。dousyakyou2.jpg同じく特選の本間孝一さんの「まち合わせ」は、中心の女性3人のアイスを食べ合う楽しそうな表情や、隣では、カップルの女性が鏡を覗いていたり、ひとりでいる男性の顔の表情も面白く絶妙なタイミング。宮尾昭夫さんの「はじける縁」は、ふんどし姿で踊る迫力あるシーンなど、ナイスショットな写真を展示している。
 また、市立小樽図書館(花園5)2階ギャラリーで、10月9日(水)から20日(日)まで展示される。
 道写協小樽支部では、楽しく写真を趣味とする仲間を募集している。年会費5,500円、入会金1,500円。申込・問合せ:0134-23-3171 道新小樽支社窓口。
 入賞者は次の通り。
 推 薦:鹿戸芳之
 特 選:高橋省三・本間孝一
 準特選:成沢克朗・小泉和子・若林進
 入 選:宮尾一美・藤本精二・下兼正幹・丸山政義・松尾秀昭・小川明子・武内伸一
     宮尾昭夫・田村一郎・西村和雄・嵯峨秋雄・紅露雅之・一條周一・薬師セツ子
     真田美代子