芸術の秋! 市内各所で音楽イベント


onzanama1.jpg 10月13日(日)、小樽市内では、15回目を迎える「音座なまらいぶ小樽2013」と、2回目となる「SOUL JACK」の音楽イベントが開催され、市民は、様々なジャンルの音楽を楽しんだ。
 音座なまらいぶ小樽は、音楽居酒屋一匹長屋・運河プラザ・出抜小路など市内15ヶ所の会場で、14:00に同時スタート。1時間ごとにバンドが代わり、札幌、小樽・後志の91バンド335人が参加して行われた。足りない器材をミュージシャン同士が持ち寄ることで、低予算で開催され、入場無料で秋の夜長の音楽イベントを楽しんだ。
 出演形態は様々で、弾き語りから10人以上のメンバーが集まるバンド、アコースティック系、ハードロック・ポップス系と個性溢れるバンドに出会うことができ、会場巡りを楽しめるイベントとなっている。
onzanama2.jpg 小樽運河プラザ(色内2)3番庫ギャラリーのトップバッターを飾ったは、3人組の「ぐりんぴーす」。結成1年弱で、ロックンロールのノリの良い曲を選曲。レッド・ツェッペリンの「ロックンロール」やベンチャーズ「パイプライン」、チャック・ベリーの「ジョニーBグッド」などを演奏。曲に合わせて踊りを楽しむ観客も登場し、会場は盛り上がりを見せていた。
 出抜小路(色内1)では、あいにくの雨となり、サンタのヒゲが店舗を開放して開始。趣のある会場で音楽に耳を傾けた。ここで2回目の出場の「yuecafe’」は、結成4年目のアコーステック・デュオ。澄んだ声とギターの息も合い、夫婦の絆を感じさせる音楽に、聴衆は聞き入っていた。
 演奏後、yuesさんとkazuさんは「会場の雰囲気も良く、天井が高くて音が響いていた。札幌からの出演が多い中、市民として小樽のイベントに参加し、負けないように頑張りたい」と話した。演奏は、各バンド30~40分で、15:00からは、「Climb」のロック演奏が始まった。
souljack1.jpg 一方、SOUL JACKは、2011年に第1回目を開催し、2年に1度行われ、今年で2回目となった。小樽市民会館(花園5)大ホールを会場に、11:00から13バンドが出演。ミュージシャン中村敦氏をスペシャルゲストに迎えた。主催の「MB-01」の代表千葉洋介さんは、「感触は上々。最近、市民会館でのバンドライブがなかったので、みんな楽しみにしていた。バンドマンにとって市民会館は、憧れの会場でもある。沢山のお客さんに見てもらい、今後も続けて開催したい」と話した。
 15:00からの「悪飢(わるあがき)」は、2012年の結成。オリジナルジャパメタを、会場にうならせていた。続いて、4人組の「old crow」が登場。20~40歳代の世代を超えたメンバーで、札幌琴似にあるライブバーで知り合い、今年の春に結成した。souljack2.jpgバンド名は、ウイスキーの名前「オールドクロウ」から、音楽を通じて気持ち良く酔ってもらえればと名づけた。オリジナルのハードロックが会場に響きわたった。
 トリを飾るのは「MB-01」。予定時間を30分以上遅れ20:15から始まった。同バンドは、2001年1月に小樽で結成し、小樽を拠点に札幌、旭川で5人で活動。メタル・ハードロック・ロックンロールと、ジャンルをミクスチャーさせ、常にオリジナルサウンドにこだわる。現在、オリジナルアルバム3枚を制作発売。曲が始まると、ステージ直前に立つロックァンに見守られ、迫力のある曲が次々と演奏され、会場は熱気に包まれた。ゲスト出演した中村氏も加わり、大いに盛り上がりを見せた。
 10時間以上にわたる音楽イベントを、300人近くのロックファンが楽しんだ。
 音座なまらいぶHP
 SOUL JACK HP