小樽しゃこ祭プレイベント 樽商生がPR


syakopreevent1.jpg 11月16日(土)・17日(日)、小樽港第3号ふ頭多目的広場(港町5)で開催の「第6回小樽しゃこ祭~シーフードマーケット」に向けて、小樽商業高等学校(緑3)では、11月11日(月)・12日(火)の2日間11:00から16:00まで、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーで、プレイベントを行った。
 「地域に貢献できる社会人の育成」を教育目標に掲げる同校は、第3回目から参加し、今年で4年目となる。同校の生徒と共同でイベントを企画し、来場者や関係者と交流し、効果的な体験学習の場としての活躍に期待が寄せられている。
 プレイベントは、しゃこ祭PRと本番への予行練習も兼ね、毎年開かれている。商業研究同好会やボランティア・有志、2日間のべ60人と、同校教員2名が参加した。
 「しゃこ次郎缶バッチキャンペーン」では、オリジナル缶バッチを来場者へ配布。缶バッチマシーンを使い、バッチの製作に精を出していた。2日間で200〜250個を配布し、参加協力店の新南樽市場(築港8)へ缶バッチを持参すると、イベント特典が受けられると利用を呼びかけていた。syakopreevent2.jpg
 同イベントの人気商品「しゃこせんべい」の実演販売が行われた。焼き台を3台に増やし、会場には香ばしい香りが漂っていた。生地にしゃこだしを入れ、より一層味が豊かになり、しゃこまるごと1匹をのせて焼いたせんべいは、1枚150円で提供。11日には260枚を販売し、12日には開店3時間で260枚を販売した。
 1時間ごとに、しゃこ勉強会やクイズを開催し、同校放送局担当する生徒が取材したしゃこ漁の様子や漁師さんの素顔などのビデオを放映した。
 また、市内近郊の保育園や幼稚園から回収したぬり絵1,030枚を会場に展示。会場の関係で祭り当日のイベントでは展示できないため、プレイベントのみの展示となった。展示後は、同校生徒がラミネート加工し、子ども達へぬり絵を返却する。
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 同校・藤島成行教諭は、「祭りに参加することにより、町の良さに貢献できるよう頑張っている。生徒が企画を考えた発表の場でもあり、大変ありがたく思う。市民に見てもらい触れ合う機会となり、多くの方に足を運んでもらいたい」と話した。
 同校3年生の寒河江風香さんは、「3年間、このイベントに携わり、しゃこせんべいを担当した。先輩がレシピを作り、2年目に受け継いだ。1年目、2年目と課題が見つかり、改善し実践した。お客さんに良いものを提供したいと考え、味にしゃこだしを加え、豊かな味を出した。今年も多くの人が利用し、喜んでもらいたい。今年で最後のイベント参加となり、来年も再来年も来てもらえるように、後輩に教え、頑張ってもらいたい」と、しゃこ祭りへの思いを語った。
 同校の祭り当日の開催場所は、昨年の運河プラザから、観光船待合所(港町4)に変更となっている。
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