"第16回小樽雪あかりの路" 概要とポスター発表


 今回で16回目を迎える「小樽雪あかりの路」の第1回実行委員会が、12月6日(金)14:00から、小樽市消防庁舎(花園2)6階講堂で開かれ、中村全博実行委員長をはじめ、各検討委員会委員長らが出席して開かれた。
 冒頭、同実行委員長は「今回で16回目となり、北海道を代表するイベントとなった。外国人観光客が増え、さらに、さっぽろ雪まつりと重なり、期待している。笑顔あふれる町の活性化に繋げ、小樽の冬の魅力を多くの方に伝えたい」と挨拶。
2014yukiakari1.jpg 引き続き、中松義治市長は「回を重ねるごとに認知度が高まり、海外へも発信している。200人のボランティアからスタートし、15回では3,000人のボランティアが参加し、感謝している。市内、市外、海外のボランティアの協力で進められている。雪あかりの路は、寒い時期ではあるが、温かい思いで交流してもらいたい。16回も多くの人に来てもらい盛会にしたい」と挨拶した。
 同委員会の役員を紹介し、7つの部会(広報・HP部会、企画・物販部会など)から説明があった。
 開催期間は、平成26年2月7日(金)から16日(日)の10日間。昨年同様、2月5(水)から開催の「さっぽろ雪まつり」の後半と重なり合わせて、バレンタインを挟み、多くの観光客を見込む。第15回(昨年度)の入込数は、49万7,000 人で前回比3万6,000人・7.8%の増。第14回は46万1,000人、第13回は57万3,000人。
 メーン会場を、小樽運河(浅草橋から中央橋)と旧国鉄手宮線、準メーン会場を朝里川温泉他、あかりの路会場で、塩谷会場やメルヘン交差点、天狗山、各町内会や学校も参加し、前回は42箇所。地域連携部会を昨年度から設置し、各あかりの路会場との連携を深める。
 予算については、第15回では支出超過で、759,799円の赤字となった。そのため、重機から手作業による造作を増やし、ポストカードやガイドブック発行枚数を減らし経費削減に努める。また、各地のイベントを参考に、各企業から協賛品を募り、それを販売する実行委員会直営店を出店する。スノウアクティビティとして、ワックスボウル製作体験やスノーキャンドル製作体験を有料にし、運営資金の確保に向けて協力を募る。第16回の予算額は1,860万円を計上した。
2014yukiakari2.jpg 今回から日本人学生合宿ボランティアチーム「橙(だいだい)」を発足。韓国人ボランティア「OKOBO」と中国人ボランティア「eVOL(エボル:LOVEを逆にして)」が宿泊をしてボランティアに携わる。昨年度は、3,000人のボランティアの協力があり、今回も市内の高校生にも声をかける。現在では、日本人学生ボランティアは、9名(定員12名)、韓国人50名、中国人14名の参加を予定している。
 メインポスターは、B2版・コート紙・カラー両面刷り・作成枚数2,500枚。札幌駅やJR主要駅、市内外宿泊施設、市内各町内会、幼稚園、学校、旅行代理店などへ配布。
 1面には、メーン会場の小樽運河の写真を使用し、もう1面は、コンテスト入賞作品を採用したあかりの路会場の天狗山、塩谷、手宮線会場の「天使の迷い道」の3枚を組み合わせ、両面で小樽雪あかりの路のイメージに仕上げている。
 ポストカードは、昨年度の愛のフォトコンテスト入賞作品を採用。3万枚を作成し、市内宿泊施設や市外物産展会場で配布する予定。
 従来通りのイベントも開催。冬の小樽がらす市や、バックヤードツアー、スタンプラリー、愛のフォトコンテスト、雪と明かりのオブジェコンテスト。美術館1階を会場に、コンテストの写真展(3年度分)を開催する予定。
 販売用のワックスボウルの製作は、すでに始まり、芳川商会で13:00から16:00まで、おもてなしボランティアの会、観光ガイドクラブ、緑のまちづくりの会が交代で行っている。
 小樽雪あかりの路HP