縁起物で新しい年を! 干支の馬や羽子板


eto-uma1.jpg 2014年の干支の午(うま)のガラス細工が、小樽市観光物産プラザ(色内2・運河プラザ)で販売している。同店舗は、歴史的建造物である旧小樽倉庫内にあり、小樽・後志の物産品を販売。観光案内所もあり、土産を買い物求める多くの観光客が利用している。
 来年の干支にちなみ、ガラス製の午が店頭に並び、来場者の目を引きつけていた。大正硝子館の商品は、小さな硝子細工の干支シリーズの馬や駿馬(足の早い優れた馬)、鏡餅や獅子舞、招き猫も展示販売している。
eto-uma2.jpg 株式会社ザ・グラス・スタジオ・イン・オタル製作の「駆ける馬セット」(黒台・札付 )で、躍動感あふれる馬を透明の硝子で表現している。また、「親子馬セット」(黒台・富士山・札付)は、親子の馬と富士山のセット。どちらも、「福来たる 吉」と書かれた札がついた縁起物。
 同プラザスタッフは、「12月に入いり干支の午を販売し、駆ける馬セットが良く売れている。在庫がなくなるまで販売。年明けにはお雛様が店頭に並ぶ」と話した。
 田中酒造株式会社本店(色内3)では、「新春を寿ぐ 羽子板と御所人形展」を開催し、訪れた買い物客の目を楽しませていた。
hagoita.jpg 初めての開催となる同展は、雛人形作家である山田祐嗣氏所有の羽子板21点と御所人形や、百人一首の札などを展示、新春に迎えるに相応しい縁起物が並んでいる。
 色鮮やかな羽子板21点には、古いものも含まれ美人画が描かれている。羽子板は羽根つきに使われ、厄除けを祈願していた。昨今では一般的に、12月中旬から1月15日頃まで羽子板を飾り、無病息災を祈願し、魔除けとされている。
 中央に飾られた御所人形は大正末期のもので、大きな頭とふくよかな人形の体格は、1歳から5歳までの幼児をモデルに、腹掛姿で釣りをしてる。縁起物と言われる。
 買い物客の反応も良く、懐かしがる年配の婦人や孫に見せたいと後から連れてくる客もいるという。平成26年1月13日(月・祝)まで展示を予定している。