シニアリーダー受講生 "新年子ども会"を開催


0111codomokai1.jpg シニアリーダー養成研修の受講生が運営する「新年子ども会」が、1月11日(土)13:00から、小樽市勤労青少年ホーム(緑1)2階集会室及び軽運動場で開かれた。あいにくの雪と寒さで、参加した子ども達は例年より少ない20名ほどだった。
 シニアリーダーは、小樽を担う子ども達が子ども達だけで考え行動に移せるようにと、小樽市と小樽市地域子ども会育成連絡協議会の協働で開催している「シニアリーダー養成研修」の中学生から高校生の受講生7名(中学生5名・高校生2名)。
 昨年10月から12月まで3回の研修会に出席し、1月には帯広で3日間実践を兼ねた研修を行い、今回の子ども会は、その成果の実践の場となった。シニアリーダーが運営する形では、4回目の「新年子ども会」となる。
0111codomokai2.jpg 子ども達だけの力で作り上げることを目標に、大人達の協力もあって、各ブースを考えた。魚つりゲームやコマ遊び、ミサンガ、スライム作りなど8つのブースを設け、シニアリーダーが、各ブースに来た子ども達の指導にあたった。
 ミサンガ作りのブースを担当した北山中学校2年生の永原佳歩さんは、「ミサンガは3つ編みが基本となるが、2つ編みでも作ることができる。調べて手本を作った。子ども会には、2回目の参加で、今日は参加者が少なくて残念だった。5、6年生に教えるより小さい子どもなど、年齢の低い方が難しいと感じた」と話した。
 14:30から集会室で、小樽市人権擁護委員4名による、絵本の読み聞かせ・凧作り・音楽が始まった。アイヌの物語「くまのしっぽがみじかくなったわけ」と「カラスとカケスの物語」を読み聞かせた。欲張りや差別をしてはいけない内容やアイヌの伝統文化を題材にした話に、参加者は聞き入った。
0111codomokai3.jpg 以前、小樽にもアイヌが住んでいて、町の名前が証拠となっている。そこで、アイヌ名を上げて、どこの町名かクイズが出され楽しんだ。例えば「イナウ」は「稲穂町」だったり、「ハルウシ」は「張碓」など、意味があって付けられたアイヌ名を知った。
 工作では、凧を作り、自分達で作った凧を軽運動場で飛ばして楽しんだ。最後に、オカリナで「さんぽ」を演奏し、みんなで歌い終了した。
 天神小学校5年生西本完君は「はじめて参加し、コマや凧、スライムを作り楽しかった。コイン落としのゲームも楽しかった」と話した。