河川改良工事費1,500万円寄附 極東高分子(株)


kyokutou2.jpg 小樽市銭函2に本社を構える包装資材の総合メーカー・極東高分子株式会社(近藤晴之代表取締役社長)では、銭函石山沢川の下流域に同工場敷地があり、かねてから河川の改良工事を要望していた。昨年12月に改良工事が完成し、感謝の意を込めて1,500万円の寄附があった。
 1月31日(金)13:30から、小樽市役所(花園2)本館2階市長応接室で、贈呈式が行われた。
 贈呈式では、同社嶋谷公幸相談役(77)が出席し、中松市長へ目録を手渡した。小樽市篤志者表彰規則により、市長から表彰状が手渡された。
kyokutou1.jpg 市長は「お陰で雨が降っても大丈夫になりました」と感謝し、嶋谷相談役は「改良工事が完成し感謝している。永遠に会社を続け、管理する上でも安心している。その気持ちとして寄附をした」と話した。
 同工事は、同社の敷地内の両側に銭函石山沢川が流れ、大雨になると、水流が増し土砂を含んだ水が流れ、ゆるやかな場所に土砂が溜まり、敷地内へ冠水することもあった。防災の観点からも、改良工事を強く要望していた。
 平成24年に測量、設計し、平成25年4月25日に着工。12月20日に、約60mの河川改良工事が完成した。落差工(段差工)を施し流速を弱めた。総工費約4,400万円。約3分の1の寄附となる。
 市の担当者は、「銭函地区の河川防災事業にも含まれている場所で、銭函地区一帯の防災となり、市としても大変ありがたいこと」と話した。