済生会旧病院の解体進む! 手宮地区が様変わり


0303saiseikai1.jpg 済生会小樽病院(近藤真章院長)は、平成25年8月に、新病院を小樽築港地区にオープンさせて以来、半年が経過したが、現在、手宮地区に在った旧病院の解体作業が進行中だ。
 済生会小樽病院は、手宮地区(梅ヶ枝町)で長年にわたり、小樽市民から旧名の「北生病院」と呼ばれ、地域の中核病院として親しまれてきた。
 同院は、大正13年7月に、済生会小樽診療所として手宮に開設。昭和22年12月に、社会福祉法人恩賜財団済生会支部「北海道済生会小樽北生病院」として開設。平成14年10月に同「済生会小樽病院」に名称を変更した。しかし、市民からは、旧名の「北生病院」と呼び慣らされてきた。
0303saiseikai2.jpg しかし、増改築を重ねた結果、極めて動線の悪い不便さと老朽化による非効率な建物となっていた。このため、同院では、小樽築港地区のJR跡地に新築移転を決め、昨年8月に新病院をオープンさせた。
 このため、手宮地区の旧病院を約3億円の費用で解体することになり、昨年12月から今年の12月までの日程で、現在解体工事を進めている。同敷地は約4,700㎡・延床面積9,800㎡もあるため、地域住民からは、その跡地利用に関心が寄せられている。
 同院・櫛引久丸事務長は、「跡地の利用については、地域的に役立つものを考えている。介護福祉施設なども模索してきたが、いろいろと難しい面がある。幼稚園と保育所が連携する認定こども園やドラッグストア・コンビニなどの商業施設も検討している。4月頃には、方向性が固まると思うが、手宮地区に役立つ施設で地域に貢献したい」と話している。
 旧病院の解体で、跡地利用が進むと手宮地区も様変わりすることになりそうだ。
 済生会小樽病院HP