北海道ワイン創立40周年 記念醸造ワイン発売


 純国産ワインの製造販売を続ける、北海道ワイン株式会社(朝里川温泉1・嶌村公宏社長)では、今年創立40周年を迎え、記念醸造ワインの白と赤の2種類を、4月18日(金)から全国販売する。
 発売商品の白ワイン、ミュラー・トゥルガウ&ピノ・ブランは、香りが豊かな辛口ワインで、これからの山菜の天ぷらに合う。ヴィンテージ2013年。
 また、赤ワインのツヴァイゲルトは、穏やかで柔らかい口当たりを感じさせ適度な渋さのある辛口ワインで、ジンギスカンなどの肉料理に合う。2012年収穫の葡萄を多く使用しているためヴィンテージ2012年となる。
 どちらも飲み頃ではあるが、赤ワインは、1、2年瓶熟成させることにより、よりなめらかで口当たりの良いワインを味わうことができる。
 自社農場の鶴沼ワイナリー(空知支庁浦臼町)で栽培のミュラー・トゥルガウ、ツヴァイゲルトの品種に加え、北海道のワイン作りで近年注目されるピノ・ブランとピノ・ノワールをそれぞれにブレンドして作り上げた。使用される葡萄は、鶴沼ワイナリー産が大半を占め、余市産や、道内契約農家の葡萄をブレンドしている。
hokkaidowein.jpg 同社は、昭和49年に開業し、ワインの製造販売許可を得た5年後の昭和54年にワインの製造販売を始める。自社農園「鶴沼ワイナリー」は、同社が誇る国内最大級の447haの葡萄畑。昭和47年から葡萄の栽培実験を開始し、ヨーロッパ系のワイン葡萄が約20品種栽培されている。葡萄60tの収穫からスタートし、今では、2,700tの葡萄を処理し、当初、7万本製造したワインが、今では、年間230万本出荷し、東南アジアに2万本輸出している。国内産の葡萄で作るワインでは、全国一の規模。
 創立以来勤務している同社古川準三取締役製造部長は、「40年の喜びとなる。1979年に、自社農園で栽培したミュラー・トゥルガウの1号酒を製造販売し、当時のワインが欲しい人が現われるなど、思い入れのあるワインとなる」と話した。
 創立40周年記念醸造のミュラー・トゥルガウ&ピノ・ブラン(白ワイン)とツヴァイゲルト(赤ワイン)は、どちらも720ml・1,620円(税込)で生産本数13,800本、4月18日(金)から全国で発売開始。
 北海道ワインHP
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