町会の要望や提言 町会長と市との定例連絡会議


 小樽市では、春と秋の年2回、「町会長と市との定例連絡会議」を開いている。5月27日(火)14:00から、消防庁舎(花園2)6階講堂で、平成26年度の第1回目が開かれた。
0527teireirenraku1.jpg 市内150町会のうち、70町会から町会長や代理人等71名が集まり、中松義治市長をはじめ、小樽市各担当部局から22名が出席し、連絡事項や質問・要望に対応した。
 最初に、市からの連絡事項として「第48回おたる潮まつり」や「特定健康審査受診促進キャンペーン」、「社会教育関係団体の活用」、「小樽市健康増進計画『第2次健康おたる21』の推進」、「犬の飼育方法」について、各担当部局から資料を配布し報告があった。
 その後、6町会から7つの要望・提言があり、除排雪や道路の清掃、補修など建設部の担当する要望が多かった。
 入船町会では、冬に散布された滑り止めの砂について、「市の道路管理が不十分で、汚れた道路は、観光客等への印象が悪いのでは」と清掃を要望した。
 建設部建設事業課の回答では、「11月から3月まで、砂散布車や砂ボランティアにより多くの砂が広範囲にまかれている。雪解け時期により異なり、1ヶ月半の期間を要して道路清掃車や、歩道は人力により砂を回収している。予算2,050万円を計上している」とし、厳しい財政の中、理解と協力を求めた。0527teireirenraku2.jpg
 以前から要望しているつつじ団地町会の道路の側溝の整備は、「7月以降にほしみ公園海側に着手する」。また、蘭島町会から市道餅屋沢道路の拡幅については、「高速道路建設中のため、継続してネクスコと協議していきたい」とした。
 その他の意見では、カジノを反対する意見や、北電の値上げにより影響を受けた街路灯に、市からの補助を要望する意見があった。
 講評では、今回の要望や提言の1つ1つに市長の考えを示し、「小樽は歴史あるまちで、建物や道路など老朽化している。その中で、小樽を担う子ども達のために、学校の耐震化を進めている。要望に対して、早期には応えられない」と理解を求めた。また、「市民の安心安全に関することを優先的に取組みたい。市民の命、安全を守ることが市長の責務であり、その上で除雪問題にも取組みたい。カジノについては、法律ができてから、きちんと説明したい」と述べた。
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