「ダイヤモンド・プリンセス」 2回目の寄港

 小樽に寄港する最大級の豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」が、6月7日(土)に続き、25日(水)の6:00に勝納埠頭に寄港し、その日の夕方18:00、函館に向けて出港した。
 乗客1,795名(外国人1,122名・日本人673名)。中でもオーストラリア人387名と多く、次いでアメリカ人215名だった。29日(日)に横浜に到着する予定。
 ダイヤモンド・プリンセス(英国船籍)は、2004年、長崎の三菱造船所で造られた日本屈指の大型客船。総トン数116,000トン・全長290m・全幅37.5m。巡航速度22ノット(41km/h)。乗客定員2,670人・乗組員数1,100人。2014年に改装された。
 今年初めて横浜発着の「北海道周遊とサハリン10日間」で、横浜・釧路・知床・コルサコフ(ロシア)・小樽・函館・青森・横浜の9泊10日間のクルーズ。全7回の寄港を予定している。

 前回の寄港時は、初寄港を記念して「ウエルカム・フェスタ」を開催。乗船客をはじめ、市民らも同ふ頭を訪れ、大変賑わった。今回は、小樽観光協会と「たるしぇ」の2店が、物産展を9:00から18:00まで開店していた。
 18:00の出港時刻が近づくにつれ、小樽クルーズ客船歓迎クラブや小樽わんわんパトロール隊、市民らが同ふ頭に詰めかけ、小樽潮太鼓保存会による太鼓の打演が鳴り響く中、巨大な船体の出港を見送った。
 大勢の見送り客が手を振る中、ゆっくりと船体はバックし、方向転換して、ゆっくりと前進、小樽港を後にした。船が湾内から出て行く様子を、多くの人々が見守っていた。快晴の下、大きな船体はどんどん小さくなっていった。

 夕日スポットで知られる祝津パノラマ展望台では、太陽が沈む時間と重なり、同船が通過する様子を見ようと見物客で溢れた。大きな船体は、日和山灯台を通過し、カメラを構えた人々がチャンスを狙っていた。
 その後、船体はどんどん小さくなり、太陽も沈んでしまい、沈む太陽と船体とは重なることはなかった。ベンチに座りその様子を見ていた人は、「こんなに大きな船を見たのは初めて。良い光景を見た」と満足した様子だった。
 次回は、「ねぶた祭に沸く青森と北海道周遊サハリン10日間プリンセス・クルーズ」が、7月31日(木)6:00に寄港し、同日18:00に出港を予定している。
 2014小樽港クルーズ客船寄港予定
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