ニコン愛好家11名 ベストショット40枚展示


nikkolclub1.jpg 第6回ニッコールクラブ小樽支部写真展が、7月16日(水)から21日(月)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2で開かれている。
 会員11名の野生動物や珍しい風景、豊かな表情の人物写真など、4つ切りから全紙サイズまでの写真40点を展示し、来場者の目を楽しませている。
 同クラブは、北海道写真協会審査委員の本郷正利氏が支部長を務め、平成20年に発足。現在、江別や札幌、小樽に住む15名が会員となり、仲良く・楽しくをモットーに、ニコンカメラを持つ写真愛好家が集まっている。
 6月・9月・12月・3月に例会を開き、気に入った写真を持ち寄って、作品を互選する勉強会を開き、選ばれた作品を、ニッコール広報誌「サロン・ド・ニッコール」へ応募。ここで再び審査され選ばれた作品が同会報誌に掲載される。
nikkolclub2.jpg また、先月には、北海道中の支部が集まり、北海道開拓の村(札幌市厚別区)で、本部主催の撮影会が開かれ、積極的に参加している。
 人物写真を得意とする小泉和子さんは、小樽の穴滝と浜益の白銀の滝の3点を出展し、「何度も行っている穴滝や、夕方の太陽の光が白銀の滝に当たり、虹の出現を狙ったものなど、普段の得意分野から視点を変えた挑戦」と話した。
 また、江別在住の古間木興子さんは、モエレ沼公園で、笑顔の大学生が5人が揃ってジャンプしているベストショットのモノクロ写真と、函館の朝市で計量中の4.6kgもあるタラバガニの2点を出展。面白い様子を切り口に作品を発表している。大学生がジャンプしている作品には「超魔力」と、タラバガニの作品には「大往生」と、作品のタイトルにも気を配っている。
nikkolclub3.jpg 同クラブでは、道内のネイチャー撮影に適した穴場を知っている会員が勢揃いし、吉田義則さんと須貝文昭さんは、一緒に羅臼町や浦臼町などへ撮影に出かけ、長年の経験を活かした撮影スポットを見つけ、絶滅危惧種のシマフクロウやオオタカ(国内希少野生動植物種検討中)の撮影に成功している。
 今回、吉田さんは、昨年、知床で至近距離でヒグマに遭遇し、魚を咥えた瞬間など迫力ある4点を出展し、注目を集めた。須貝さんは、羅臼でのミズナギ鳥の大群や、阿寒湖での丹頂鶴の舞いなど、北海道に生息する貴重な生き物の姿を捉え、作品から感動が伝わる。
 
 小泉さんは、「今回は、違う分野にチャレンジした作品を出展した。どれも素晴らしい作品ばかり。この機会に多くの方に見てもらいたい」と話した。
 ニッコールクラブ小樽支部第6回写真作品展
 7月16日(水)〜21日(月)10:00〜17:00(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1-9-5)1階市民ギャラリー2
 ニッコールクラブHP
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