「ブルーリッジ」の船内見学会!第7艦隊司令官が記者会見

 7月18日(金)9:00に、小樽港港町ふ頭に接岸した米第7艦隊旗艦の米海軍指揮統制艦「ブルーリッジ」の船内見学会が、14:45から報道関係者を対象に開かれた。
0718Bilingual7.jpg 第7艦隊について詳しい説明があった後、艦内を見学した。はじめに、船の碇の上げ下げ作業をする場所を見てから、船の場所や他の艦船の位置を把握し、安全な航行と現状認識をする2つの重要な役割をする指揮統制室(撮影禁止・非公開)へ。
 次は、操舵室を見学。スピードを調整したり、進路を確認している。操舵室奥の張り出した部分ウイングでは、外の様子や艦隊のデッキの様子が見えた。飛行甲板では、最新型ヘリコプター(MH60S)が2機が待機している。
 同ヘリコプターは、捜索や救難が任務で、物資や乗務員の郵便物も運ぶ。ミサイルを感知し、避けることが可能でカメラを搭載。コックピットの中では、すべてデジタル化され、排気口が外付けとなり、銃弾が当たっても大丈夫な構造となっている。多目的に使用されている。0718Bilingual8.jpg
 16:00から、飛行甲板で、第7艦隊司令官ロバート・トーマス米軍中将が会見に応じた。
 同司令官は、「小樽に寄港でき光栄に思う。前回(2013年2月)は雪まつりに来た。第7艦隊と海上自衛隊は、深い結び付きがあり、パートナーシップを更に育てることに胸を高鳴らせている。この同盟は、アジアと太平洋地域における平和と安全を支える鍵となり、経済成長や協力など、日米同盟は今まだかつてないほど強固であり、大変心強く思っている。演習や訓練の実施、協同作戦など、第7艦隊と海上自衛隊は、毎日、なんらかの形で活動を共にしている。第7艦隊への複雑な任務を理解してもらいたい」と話した。
 Q:親善の内容について
 A:第7艦隊と海上自衛隊や一般市民や日本のゲストとの友好親善を行い、絆を深めたい。小樽での様々なイベントにも交流したい。
0718Bilingual6.jpg Q:久しぶりの小樽の感想
 A:私の妻も小樽を気に入っている。
 Q:集団的自衛権の行使容認について
 A:非常に重要で、法に則り、何があっても対応できるよう注意深く見守りたい。命令を実行する立場なので、疑問や感想を言える立場ではない。第7艦隊は良い仕事ができ、作戦に集中できる。作戦や任務に就く方がやり甲斐がある。
 Q:オスプレイが19日(土)午後に北海道初上陸することについて
 A:オスプレイは、行動範囲が広く、水陸両方に着陸可能で、能力の高い飛行機。安全性についても何の疑問もない。この眼で、昨年のフィリピンで起きた台風の人道支援の活躍を確認している。
 Q:乗組員へは
 A:ひとりひとりが親善として行動しなければならない。問題を起こさないようきちんとした行動を取るようにしてもらいたい。
 50分ほど会見が続き、最後に報道関係者と記念撮影し、握手を交わし終了した。