大学生指導「夏休み学習会」 潮見台中


summerstudy2.jpg 小樽市立潮見台中学校(潮見台1・平井秀昭校長)では、夏休み学習会を、7月28日(月)から8月7日(木)の5日間、同校2階被服室で行なった。
 1年生から3年生まで延べ54名が参加し、苦手な教科や夏休みの課題に取り組んだ。8月5日(火)・6日(水)・7日(木)は、学生ボランティアが参加し、勉強の指導補助を行った。
 同校では、4年前から苦手な教科や理解不足の単元を克服するために、放課後に集まって学習会を開き、退職した教員や校長・教頭・教員らが指導にあたっている。学習の習慣やリズムを壊さないようにと、昨年に続き2回目となる夏休みの学習会が開かれた。
 ボランティア学生は、道教委の学生ボランティア学習サポート事業と、市教委のたるっ子学校サポート事業の2つから派遣された、小樽商科大学や北海道大学大学院・札幌学院大学・千歳科学技術大学の学生で、8月5日(火)に3名、6日(水)4名、7日(木)5名。
 中学生と年齢の近い大学生による指導は、生徒にとって質問しやすかったり、教師とは違った雰囲気づくりができるなどの利点も多く、5日間連続して参加する生徒も。summerstudy1.jpg
 平井校長は、「学力向上や基礎・基本の定着、苦手教科の克服を目的として開かれ、30日間の長期の夏休み期間、学習の習慣やリズムを壊さないように、それぞれの生徒が、課題やワークを持ち寄り参加し、年齢の近い学生に教わることで、やる気に繋げ、何かのきっかけづくりとなればと思う。今後も色々な機会を提供していきたい」と話した。
 小樽商科大学4年生の佐藤裕紀君は、学習ボランティアを15回ほど経験し、昨年に引き続き参加。「大学の先生の紹介で、ボランティアに参加した。学校が好きで、少しでも力になれればと思う。中学生より大学生の数が少ないので、1人につきっきりにならないよう気をつけている」と話した。
 同校3年の武田勇希君は、「4日間参加した。今日は、苦手な英語を教えてもらい、分かりやすかった。中3にとって大事な夏休みなのでがんばりたいと思う」と話した。
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