そろばん60年のあゆみ 小樽珠算教育連盟


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 小樽珠算教育連盟(稲穂2)は、10月11日(土)16:00から、朝里川温泉ホテル武蔵亭(朝里川温泉2)を会場に、小樽珠算教育連盟創立60周年の記念式典を行い、関係者30名が出席し祝った。
 式典で、同連盟大隈晴康理事長は、60年の歴史を振り返りながら、「社会的、経済的発展のために、会員一同心を新たにし、連盟発展のため邁進してまいりたい」と挨拶。
soroban60-2.jpg 引き続き、同連盟柳澤邦利副理事長から60年の歴史が報告された。同連盟は、1954(昭和29)年10月1日に小樽珠算協会を設立。14名の会員の他、小樽商工会議所職員が加わり、当時の市長・安達与五郎市が名誉会長を務めた。1958(昭和33)年には、小樽珠算教育連盟と改称し、現在に至る。
 1960(昭和35)年には、さらなる珠算の振興と連盟の発展や指導者の技術向上を目指し、機関誌「小樽珠算教育連盟会報」を創刊。2007(平成7)年4月発行の第39号で休刊となった。小樽開催の全道珠算競技大会は6回、来年、グランドパークを会場に7回目を予定している。
 1984(昭和59)年の会員数46名をピークに減少し続け、1994(平成6)年33名、2004(平成16)年24名、本年度は、18名の会員と賛助会員4名(9月30日現在)。18名の会員の内、珠算塾経営者は、女性ばかりの8名となる。現在、市内小中学生7,499名に対して、珠算学習者は、わずか3%となった。会員の平均年齢は73.1歳、塾経営者の平均年齢は71.9歳となり、小樽にそろばんの火を絶やさないよう、後継者を募っている。
 全国珠算教育連盟HP
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