新規高卒者就職促進会 管内19事業所と面接相談


 小樽公共職業安定所(ハローワーク小樽・色内1)は、「平成26年度新規高卒者就職促進会」を、11月5日(水)13:30から、グランドパーク小樽(築港11)5階で開催した。
 平成26年度3月の新規高卒予定者のうち、就職未内定の生徒を対象に開かれ、小樽近郊の高校生38名(開始時)と、小樽・余市の19の企業が一堂に会し、面接相談を行った。
 同就職促進会は、地元で就職を希望している高校生に、できるだけ多くの就職機会を提供し、早期に採用内定が得られることを目的に開かれている。以前は、2回開催されていた年もあったが、平成24年度から年1回となった。
helloworkH-school.jpg 今回は、小樽・余市の19事業所が参加し、製造工や生産技術職、経理事務員、販売員など24の職種から48名の求人があった。
 各事業所の担当者と新規高卒者が向かい合い、直接、企業の説明を受け、面談(1次面接)を行った。複数の事業所を面談することもでき、学生は真剣な表情で話を聞いていた。
 同安定所では、管轄内((樽・余市・仁木・古平・積丹・赤井川)の事業所より、6月20日から求人受付を開始し、厚生労働省・北海道労働局が「平成27年3月新規学校卒業者の求人・求職状況」を公開している。7月・8月は求人数のみを発表し、9月から翌年4月まで毎月末に、求人・求職状況を公開している。
 平成26年9月末では、卒業予定者数1,342名の内、求職者数344名(管内129・道内145・道外70)。求人数は502名(管内255・道内186・道外61)。就職内定数123名(管内37・道内40・道外46)。就職率35.8%(管内28.7・道内27.6・道外65.7)となった。昨年度は、就職率21.8%(管内15.8・道内16.0・道外56.6)で、昨年度の9月と比較して、管内での就職率は13.9%上昇し、良い状況。全体での求人倍率は1.46で、管内では1.98の求人倍率となっている。
 就職希望地は、地元を希望する学生が多く、男子では、製造・建設、女子は、事務・販売に人気が高い。今回の促進会でさらに内定することが期待される。
 小樽北照高校では、7名が面談を受けた。男子生徒のひとりは、「製造業を希望し、1社の面談を受けた。できれば市内に就職を希望している。製造業に就こうと思ったのは、インターシップで和菓子作りを体験し、作る楽しさを知った。もともと物を作ることが好きだったこともあり、製造業を選んだ。面談は、学校での練習通りにできたと思う。今後、人との接し方など学校で学んだことを活かして、良い社会人になりたいと思う」と話した。
 北海道ハローワーク