小樽の食品を海外へ! ジェトロ輸出商談会


 日本貿易振興機構(ジェトロ・本部:東京)北海道貿易情報センターは、11月14日(金)12:30から、グランドパーク小樽 (築港11)5階で、海外バイヤーと日本食品関連企業が商談する「ジェトロ食品輸出商談会」を開いた。
jetro1.jpg 農林水産物や食品の海外輸出を支援するジェトロが主催し、日本産の食品の取り扱いに意欲的なアジア地域8ヵ国9社のバイヤーを招聘。海外販路の開拓を目指す市内の生産者・食品加工業社12社が出席して、海外の食品バイヤーと直接商談した。
 ジェトロの主な取り組みのひとつとして、日本企業の海外展開を支援し、国内外展示会への出展支援や全国各地で海外バイヤーとの商談会を実施している。今回も13日(木)に札幌で、17日(月)に函館で、商談会を実施。小樽では、小樽市や小樽商工会議所が共催し、小樽物産協会等の協力により、初めて海外バイヤーを招致して実施した。
 アジア諸国では食の安全意識が高まり、日本食ブームなど、日本食品マーケットは拡大を続ける背景を受け、安心安全な自社製品を海外バイヤーに紹介し、反応や評価を探る貴重な機会となった。
jetro2.jpg 会場では、シンガポール・マレーシア・タイ・インドネシア・フィリピン・韓国・マカオ・台湾の8ヵ国9社のバイヤーが、8ブースを設けた。設定されたスケジュールに沿い、市内12社に45分間ずつ商談時間が割り当てられた。1社が2~4社のバイヤーと商談し、12:30から16:55まで開かれた。
 参加企業は、価格や物流について説明し、試食品を会場で調理して提供したり、パッケージした商品を持参するなど、積極的に商品をPRした。
 株式会社阿部製麺(桜5・阿部恭久社長)では、マカオ・フィリピン・韓国・台湾の4社のバイヤーと商談。阿部社長は、「10月末に発売した小樽あんかけ焼そば親衛隊監修の土産用焼きそばと、従来から販売している生ラーメン(麺とスープ)と業務用ラーメンを、海外に販売へと考えている。麺に興味があるバイヤーと商談した。海外へ積極的に発信していきたい」と話した。
 商談後は、バイヤーへ向けて見積書を送付したり、サンプルを輸送、契約締結へ向けて、さらに商談を継続する予定。
 日本貿易振興機構(ジェトロ)HP