小樽産品のブランド力向上! 新商品や改良品発表


otarubtand1.jpg 小樽市と小樽物産協会(富田洋平会長・株式会社飯坂富士商店代表取締役社長)は、11月12日(水)15:00から、小樽市産業会館(稲穂2)2階小樽物産協会会議室で、「商品開発プロジェクト会議」を開き、「小樽ブランド力推進事業」の開発商品を発表した。
 同事業は、「ブランドとは、つくり手が決めるものではなく、お客様が決めるもの」 という基本的な考え方に沿って、平成24年度から26年度の3年間、食関係の企業へ商品開発・改良と販路開拓の支援を行う環境づくりを進めるもの。小樽物産協会に業務委託している。
 同物産協会では、市内93の事業所が加盟。その内、同商品開発プロジェクトは、水産加工業や造り酒屋、問屋、販売業など8事業所の代表がメンバーとなり、同物産協会に事務局をおく。オブザーバーに市役所商業労政課や産業振興課・水産課の4名が加わり、会議は毎月開き、2ヶ月に1度は、商品開発や改良へ向けて検討会を行なっている。
 同発表会では、小樽後志の豊富な素材を使用し、長い経験が育んだ製造技術を使い、新開発した5つの商品と、パッケージ等を改良した7商品を紹介した。すでに販売されている物もある。他にも、開発・改良中の菓子類や水産加工品10商品ほどあり、さらに磨きをかけ、商品化に向けて試作している。
otarubtand2.jpg 小樽には、ラムネ製造メーカーがあるのに、地ラムネがないことに着目。各地のラムネをメンバーが試飲し、試作開発したうにのフレーバーを使用した「小樽うにラムネ」と魚醤を使用した「小樽えびしおラムネ」を新開発した。野島製菓株式会社(入船2)から、昨年8,000本販売し、今年は5,000本を販売中。修学旅行で訪れた中学生の土産などに人気。タルシェや各土産店で販売している。
 有限会社三浦水産(祝津2)の「鰊のたまり干し」は、グラム数を変更し、食べきりサイズや、扱いやすいように冷蔵から常温で販売ができるように改良するなど、消費者の意見を取り入れ見直した。
 同発表会後も、時代に合った「小樽産品」を作り出すために、開発や改良に多くの力が注がれている。
 小樽物産協会HP
 小樽ブランド力推進事業