1,054名の新成人 市民会館で式典

 小樽市では、1月12日の成人の日より1日早い11日(日)に、平成27年小樽市成人式が、小樽市民会館(花園5)で開かれ、晴れ着やスーツ姿の新成人約950名が集い、成人としての決意を新たにした。
 平成6年4月2日から平成7年4月1日までに生まれた小樽市民が対象で、平成26年12月2日現在では、1,054名(男517名・女537名)が該当する。前年度は、1,069名(男555名・女514名)で、15名ほど減少した。
H27seijinshiki1.jpg 式典が始まる14:30には、会場のホールは満席となり、華やかな振袖や袴、スーツ姿の若い熱気に包まれた。
 中松義治市長は、「これからの道のりは、人生の喜びや楽しみとともに、大きな苦労や悩みを抱えることもあると思うが、その困難な状況へ立ち向かうしっかりとした気持ちを持って、自分の信じる道をたくましく歩んでほしい。四季折々の美しい自然、心温かな人々と豊かな文化・文化財に囲まれたこの素晴らしい街小樽に、愛着と誇りを持ち、誰もが魅力ある住みたい街小樽にしていくために、若い皆さんの力が必要。小樽を離れても、ふるさと小樽に暮らす家族や友人、自然や町並みを常に思い出し、小樽の将来と関わりを持ち続け、小樽の発展のために貢献することを心のどこかに持ち続けてほしい」と式辞を述べた。
H27seijinshiki2.jpg 引き続き、小樽病院高等看護学院・藤川摩由さんと斉藤真由さんが誓いのことばを「私たちも今日まで、日常生活の様々な場面で、家族・友人・地域の方々など多くの人に支えられてきました。これからは、支えるばかりではく、人を支えていける存在となり、よりよい社会を築いていけるよう、役割を考え、強い意思を持って行動していきたいと考えている。生まれ育ったふるさと小樽を愛し、本日この時から自立に向け、一層の自己研鑽に励み、心豊かな成人として次代を担うことを誓います」と述べた。
 閉式後、成人式運営委員会が進行役を務め、市内協賛会社のホテル宿泊券や食事券等の豪華商品が当たる抽選会が行われ、当選番号が読み上げられる度に、歓声が沸き起こっていた。
 同運営委員会制作のスライドショーでは、市内の町並みや母校の中学校が映し出され、当時の担任だった教諭から、成人を祝うメッセージが届けられ、懐かしい恩師の言葉に感動していた。

 祝賀行事として、同館1階2・3・4号室で、表千家小樽吉祥会によるお茶席を、市長と記念撮影コーナーは、同館2階5・6・7号室で行われ、どの会場も新成人達で賑わった。
 ロビーでは、身動きが取れないほどの新成人でごった返し、懐かしい友人との再会を喜ぶ姿があちらこちらで見られた。
 新成人の本間あゆみさん(20・看護専門学校生)は、「成人としての自覚を持ち、今日まで育ててくれた両親に感謝している。社会人としてのマナーや常識を守れる大人になりたい」と話し、 新田可南さん(19・専門学校生)は、「市長の話などを聞き、小樽市に関わりのある人の顔を知ることができた。スライドショーで、母校が出て嬉しかった。明るい日本を作りたいと思う。今晩は、同窓会があり楽しみにしている」と話した。