新春を飾る絵画展 宮井額縁店で復活


shinsyunten1.jpg 新春恒例の古屋ギャラリーで開催していた「新春展」が、1月12日(月・祝)から18日(日)まで、宮井額縁店画廊「サロン・ド・宮井」(花園1)に場所を変更し開催している。油彩・漆・水彩・版画21点の作品がずらりと展示され、来場者の目を楽しませている。
 参加メンバーは、故古屋五男氏が運営した古屋ギャラリー(花園4)で開催していた、樹木のような成長をと始めた実力ある画家が集う「七樹会」のメンバーが中心となり、新たに賛同した多数の画家も加わり、22名の21点を展示している。
 昨年1月に古屋氏が亡くなり、2001年(平成13)年に創設した古屋ギャラリーは、現在、取り壊されてしまった。発表する場を失った作家はもちろん、作品展の開催を期待する市民やファンには待望の作品展となった。
 会場には、島常雄さんをリーダーとし、道展会員や会友、市展委員など、市内の実力ある馴染みの画家の個性ある作品が並んだ。同画廊を営む宮井保郎さんも新メンバーに加わり、版画の作品を出展。「デカルコマニー」というフランス語で「転写法」を意味し、この技法で版画を出展。同じものが2つとないもので、不思議な世界を表現している。
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 朝日を取り入れた風景画を得意とする村元道男さんは、朝日に染まる漁港を高島の高台から見下ろした作品を、他には、小樽運河をはじめとする小樽の風景画も多く出展され、それぞれに得意なテーマに真剣に取り組んだ作品を展示している。
 今後、参加者は、新しい会名や今後の活動について話し合う予定。
 宮井さんは、「26名ほどに声をかけ、22名が賛同した。今後は、日本画の画家の方にも参加を呼びかけ、様々なジャンルの作品を集め、見る方にも面白いと思う個性溢れる作品を見ていただきたい」と話した。
 2015年新春展 1月12日(月・祝)〜18日(日)10:00〜18:00(最終日17:00)
 サロン・ド・宮井(宮井額縁店内・花園1) 入場無料
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