共産党・市議選 現職中島氏に代え新人酒井氏擁立


 日本共産党小樽地区委員会は、1月22日(木)10:00から、市役所(花園2)本館2階記者室で、次期統一地方選の小樽市議会議員選挙に立候補を予定していた現職・中島麗子氏に代わり、共産党小樽地区委員会常任委員・党小樽市政相談室長の酒井隆裕氏(40)が立候補することを発表した。
kyosan-sakai1.jpg 日本共産党小樽地区・千葉隆委員長と小貫元市議会議員と酒井氏が出席し、千葉委員長がその経緯を説明した。
 同党は昨年4月に、同選挙の立候補予定者を、現職の新谷とし・中島麗子・川畑正美・小貫元の4氏に加え、新人の高野さくら氏(27)の5名と発表していたが、中島麗子氏に代わって、酒井氏を立候補予定者とした。
 現職の中島氏は、一昨年の9月からめまいで通院し治療中。昨年、膝の痛みから手術を行ない、その経過が思わしくなく、昨年12月末には、回復の目処が立たず迷惑をかけると、辞退したい旨の申し出があり、止むを得ず、立候補者を交代するとした。
 同党は、統一地方選の前半戦は、菊地よう子氏を北海道議会議員に当選させ、後半戦は、市議5人全員の議席を引き続き勝ち取りたいとの思いがあり、選挙までの短い期間で勝ち抜ける候補者で、政策的力量・論戦力に対応できる政治家を検討したところ、12月の衆議院選挙で北海道4区候補者を経験する酒井氏が相応しいと、中島氏の後継者に決定。
 酒井氏は、「小樽市議会議員候補者として任務を変更し、自分自身、苦渋の決断となる。手稲から小樽後志を回り、多くの方々に、日本共産党へ期待の声を寄せていただいた。中島議員に代わり、短い期間ではあるが、5人の市議をなんとしてでも実現させたい。総選挙で畠山和也氏が当選し、道議に菊地氏、そしてこの5人のベストチームで望まなければならない。
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 様々な市政の問題がある中、何よりも訴えたいものは、”カジノの問題”である。議会の中で、明確に宣言しているのは、共産党だけだと思う。くらしや福祉も極めて重要。室内プールや石狩湾新港の問題など、課題をひとつずつ5人の市議団で解決し、国政と連携して取り組み、その仕事を先頭となって行いたい」と決意を述べた。
 質疑応答で、市長選の立候補は考えていないか?の質問に、同氏は「市長選は考えていない。カジノを反対する候補者が出ない選挙にはしたくない」と回答し、千葉氏は、「カジノ誘致やカジノ解禁に反対を明確にして公約に盛り込む候補者がいれば、候補者を擁立せず応援するが、誘致反対の市民を代表する候補者の擁立の準備をしながら、今後、発表する中松市長や森井氏の政策に注目したい」と述べた。
 酒井氏は、1974年4月25日岩見沢市生まれ。北海道滝川工業高等学校機械科を卒業。日清紡績株式会社(名古屋)に勤務しながら、名城大学法学部Ⅱ部(夜間)法学科を卒業。1999年に日本共産党へ入党。党北空知地区委員会に勤務し、2003年に滝川市議会議員に当選し、2期務めて退く。2011年に党北海道委員会に勤務し、2011年党小樽地区委員会常任委員、党北海道4区政策委員長となる。現在は、小樽市新光に住み、小樽に移住して3年目。小樽は父親の出身地でもある。昨年12月の衆議院選挙で北海道4区から立候補し落選している。
 4月の統一地方選の日程は、前半の知事・道会議員が4月12日(日)、後半の市長・市議会議員は4月26日(日)に実施される。
 日本共産党小樽市議会議員団HP
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