2014年全国そろばんコンクール 市内6名が入賞


 そろばん学習を多くの人へ広げようと、毎年、全国そろばんコンクールが開かれ、2014年度は、11月から12月20日までの期間に、全国各地で大会が開催された。
 3月上旬に、日本珠算連盟から全国集計結果が発表され、市内からは6名が入賞を果たした。
 日本珠算連盟と各地珠算教育連盟が主催(後援:日本商工会議所・各地商工会議所)の2014年度の同大会小樽会場は、昨年12月6日(土)に小樽経済センター(稲穂2)で開かれ、101名が参加し、全国では18,317名が参加した。
 部門は、小学1年生以下・小学2年生・小学3年生・小学4先生・小学5年生・小学6年生・中学1年生・中学2年生・中学3年生、高校生・一般50歳未満・一般50歳以上の12部門に分かれ、全国1位から100位までを入賞者記録名簿に掲載し賞状が授与される。
 2014年度大会での市内での入賞者は、中学1年生の部53位笈田朴さん(西陵中・倉町珠算塾)・中学3年生の部44位宗山弥生さん(松ヶ枝中・岩波珠算塾)と89位葛西千陽さん(長橋中・岩波珠算塾)・高校生の部23位高橋彩さん(潮陵高1年・岩波珠算塾)・一般の部(50歳以上)23位杉山英二さん(加茂野珠算塾)と27位早野允子さん(榎本珠算塾)の6名。
 入賞者の中で高橋さんは、同コンクール小樽大会で10年連続優勝を果たし、さらに、2005年から2014年まで10年連続全国100位以内の入賞を成し遂げた。
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 50歳以上の部に参加した杉山英二さん(71)も、2011年から2014まで4年連続入賞を果たした。
 杉山さんは、9年前、自宅近くの加茂野そろばん塾(梅ケ枝・加茂野礼子代表)に、孫と一緒に通い始めた。高校生の頃、そろばんを選択したことがあったが、62歳からそろばんを習い始め、現在2段を取得。
 「そろばんの弾く音が好きで、何もかも忘れて集中できる。答えが合った時に喜びを感じる。大会では、普段味わえない緊張感がある。失敗を恐れないでチャレンジするよう先生に励まされた」と話した。杉山さんは、1日に1時間ほどそろばんの練習を続け、3段取得を目標に励んでいる。
 そろばん塾を58年間続ける加茂野先生は、「そろばんは、年齢に関係なく挑戦できる。失敗を恐れては成長できない。失敗にもめげずにどんどん挑戦してもらいたい。杉山さんは真面目で、本人の努力の結果。継続は力なりです」と話した。
 全国そろばんコンクール