歯科衛生士への旅立ち! 卒業式で涙

 小樽歯科医師会の小樽市歯科衛生士専門学校(稲穂2・角谷淳校長)は、第46期生卒業証書授与式を、3月14日(土)13:00から、グランドパーク小樽 (築港11)5階銀河の間で開いた。卒業生27名が歯科衛生士としての旅立ちの日を迎えた。
dg-ceremony1.jpg 同専門学校は1967(昭和42)年に開校し、道内に現存する歯科衛生士専門学校では、2番目に古い伝統ある学校。これまでに、約1,500名の卒業生を全道各地に送り出し、小樽市内に勤務の歯科衛生士のほとんどが本校出身で、地域医療に貢献している。
 会場では、来賓・学校関係者・保護者・在校生約120名の温かい拍手で、46期生27名(男1名・女26名)を出迎え、袴やドレスの晴れ姿で登場し、華やかな雰囲気に包まれた。
 卒業生は、それぞれに3年間の思い出を振り返りながら、今日の卒業の日を迎えた喜びをかみしめ、歯科医療現場で働く決意を新たにした。
dg-ceremony2.jpg 角谷校長から、ひとりひとり卒業証書が手渡され、引き続き、優秀な生徒が表彰された。学術優秀賞には古道優さん。皆勤賞には鈴木聡子さん。北海道私立専修学校各種学校連合会から、優秀生徒表彰には大坂梓さん。日本歯科衛生士会学生表彰には津沢織江さんの4名。
 角谷校長は、「4月からの歯科衛生士としての第一歩を踏み出すこととなり、本校の3年間で学んだ知識や技術を礎に、さらに研鑽を積み、地域の歯科医療に貢献されることで、本校の歴史に新たな1ページを付け加えてもらいたい。社会人になるにあたりアドバイスとして、慈愛の精神、人を思いやる心を忘れないでもらいたい。医療人となり、患者さんとのやりとりの中で、悩みや痛みを理解し・共有し・励ましてもらいたい。医療人として心がけ、人を思いやる心は、いずれ自分に返ってくる。医療は日進月歩、医療人にとって勉強は一生続くもの。夢と希望を持って頑張ってください」とエールを贈った。
dg-ceremony3.jpg 卒業生を代表して古道優さんは、「46期生は個性は様々で、大変な時こそ笑って乗り越える明るい雰囲気でおおらかではあるが、ここぞと言う時に団結力がある。素晴らしい仲間に出会えたことを幸せに感じている。この3年間で、専門的な知識や技術を得ただけではなく、1人の人間として成長することができた。そして、思いやりの心を忘れず、自分の選んだ道を責任を持って歩んでいこうと思う。晴れて、卒業という日を迎えられた今、なによりも伝えたいことは、専任教員をはじめ、私達を温かく見守り、時には、厳しく指導してくださった方々への感謝の思い。お互いに切磋琢磨し励まし合った仲間達、そして私達の志を尊重し、応援してくれた家族、全ての人の助けがあったからこそ、充実した3年間を過ごすことができた。ありがとうございました」と感謝の意を込めた答辞を述べた。
 卒業生は、市内の歯科医療現場10名・後志管内2名・札幌9名・道内4名・道外1名の就職が決定し、それぞれに新たな一歩を踏み出す。
 4月11日(土)には、13:00から同会場で、第49期生22名の入学式が行われる予定。
 小樽歯科衛生士専門学校HP