博物館ボランティア報告会開く!


 小樽市総合博物館(手宮1・相内昌幸館長)は、平成26年度ボランティア活動報告会を、4月12日(日)11:00から、同館2階研修室で開いた。登録を継続するボランティアや興味を持つ市民ら25名が参加した。
 同館ボランティアは、博物館統合以前から各グループ独自の活動があり、平成19年4月に「小樽市総合博物館ボランティア」と名称し、解説・科学・環境・自然・鉄道・無線・歴史・歴史文化調査の8つの分野と、その時々の行事に参加するイベント分野の全部で9つの分野に分かれる。
museumvolunteer1.jpg 昨年度は82名が登録している。多い時では、134名が登録していたが、近年は、80名前後で経過。60〜80歳代の男性が多く、市内在住が9割を占めている。
 報告会では、各分野別に担当者から、5分以内で活動を報告した。
 解説ボランティア・世話人の竹内勝治さんは、「入館者に展示物の解説を行い、おもてなしの心で、皆さんに喜んでもらえるよう対応している。おたる雛めぐりでは、ひなめぐりツアーで案内役を務め、4日間でのべ16名のボランティアが活動し、80名が参加した」と報告した。
 また、科学ボランティアの西村裕司さんは、「会員同士は、メール等で情報を交換し、会社員の会員も多く、平日は参加できないことも多い。星空観測会では、自前の機材を持参した。見る方へのサポートや片付け、子どもへの対応も多く、専門的な知識がなくても参加できる。雪あかりの路に合わせ、運河館中庭で、星空観測会を開催し、意外な催しに外国人観光客も喜んでくれた」と報告。
 環境ボランティアは、同館・東山学芸員が報告。「博物館の雪割りや花の手入れなど、来館者を和ませる手伝い。稼働日数77日で、のべ107人と、少ない人数で多く活動している。毎週水・土に実施。今後、マリーゴールドの苗植えがあり、多くの手伝いの協力を募る」と話した。
museumvolunteer2.jpg その他、小樽の自然について動植物の資料収集を手伝う自然ボランティアや、5月から11月まで、延べ119日稼働している鉄道ボランティアでは、今年は、中央ホームにあるC55を重点的に補修する予定と報告。
 第1・3・5土曜日に定期的に活動する無線ボランティア、稲垣日誌の史料の出版へ向けた翻刻作業を中心に行う歴史ボランティア、登録者全員に当てはまるイベントボランティアの担当者から活動の報告が続いた。
 石川直章副館長は、「気楽に担当学芸員と話し合い、博物館を自らも利用し、周りの人に来てもらうことが、ボランティアとなる」と話した。歴史ボランティアの竹内さんは、「自分の空いた時間を活用し、気軽に参加してもらいたい」と協力を呼びかけていた。
 引き続き、平成27年度募集説明会が開かれ、歴史ボランティアと歴史文化調査ボランティアが統合し、全8つの分野でスタート。現在30名が継続登録し、随時受付を行なっている。
 4月25日(土)〜26日(日)10:00〜12:00に、本館・屋外敷地内のゴミ拾いを実施。参加者を募っている。(作業用手袋持参)
 問合せ:小樽市総合博物館本館・担当:菅原 TEL0134-33-2523・FAX0134-33-2678
 小樽市総合博物館
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