『薬物及び銃器取締強化期間』街頭キャンペーン!


zeikankyouka1.jpg 税関では、毎年5月と10月を「薬物及び銃器取締強化期間」として、密輸特別取締りを実施している。5月7日から31日までを期間とし、水際取締りを一層強化している。
 これに関連して、5月19日(火)15:00から、JR小樽駅前正面出入口付近及び中央バスターミナル前で、街頭キャンペーンを実施した。
 同キャンペーンには、函館税関小樽税関支署・小樽海上保安部・小樽警察署並びに協賛団体から22名が参加。取締関係機関のマスコットキャラクターで、税関のカスタム君・海上保安部のうみまる・警察のほくとくんが参加し、会場を和ませていた。
 市内でも比較的人通りの多い小樽駅前で、電車やバスの利用者や観光客などへ、関係機関の職員が用意した啓発物200部を配布し、協力を呼びかけた。
zeikankyouka2.jpg 不正薬物や銃砲類のほとんどが海外からの密輸で、危険ドラッグの乱用者による事故の増加が深刻な社会問題となり、一般市民への密輸等に関する情報提供や薬物乱用防止啓発を行うために、関係団体が協力して実施した。
 平成26年度の函館税関管内における関税法違反事件の摘発状況は10件で、小樽市で3件、千歳空港で3件、苫小牧市・稚内市・函館市・八戸市で各1件の計10件。
 小樽では、平成26年12月に、関係機関と連携の下、ロシアから小樽港に入港したカンボジア王国籍貨物船の、ロシア人乗組員等2名と日本人1名が共謀して密輸入した覚醒剤約27kgを摘発。小樽では過去最高、道内では2番目の押収量となった。他2件については、微量の大麻を押収した。
zeikankyouka3.jpg また、平成21年11月には、ロシアから小樽港に入港したロシア籍貨物船のロシア人乗組員が、上陸した際に身辺等に隠匿していた覚せい剤約1.1kg、及び同人の船室に隠匿していた覚せい剤約1.9kgを発見し摘発している。
 小樽税関支署・勝倉貞明管理課長は、「今回のキャンペーンを通じて、市民へ広く密輸の防止と薬物の乱用の防止を呼びかけ、情報の提供があれば、連絡してもらいたい」と話した。
 密輸ダイヤル:0120-461-961(24時間対応)
 函館税関
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