船の作品40点 海の絵画コンクール


uminoeten1.jpg 公益社団法人北海道海事広報協会(港町4)は、全国・全道中学生海の絵画コンクール入賞作品40点の展示会を、7月13日(月)から21日(火)まで、小樽長崎屋(稲穂2)1階公共プラザで開いている。
 公益財団法人日本海事広報協会(東京中央区・蔦井孝典会長)の「第52回全国中学生海の絵画コンクール」の北海道審査会が6月20日に行われ、全道16中学校から147点の応募があった。金賞1点・銀賞3点・銅賞6点・佳作30点が選ばれた。審査員は、「商船を含め、幅広く力強い作品の応募が多かった」と評価した。
 日本は海に囲まれ、生活と結びついている「海」の重要性を周知し、関心と理解を深めてもらうことを目的として、7月を”海の月間”、7月15日を”海の日”と定めている。uminoeten2.jpg国土交通省が中心となり、海事関係団体、地方公共団体等の協力で、期間中さまざまなイベントを開催。同絵画展もそのひとつで、毎年開催されている。
 全国コンクールは、全国の中学校330校から2,418点の応募があった。北海道からは、商船を描いた作品の中から10点が応募。7月7日に、同会田村雄一郎理事長や洋画家2名が審査員を務め、銅賞に、千歳市立東千歳中学校2年・稲積佳君の作品が選ばれ、室蘭市立桜蘭中学校1年・刈屋秀人君と留萌市立港南中学校2年・渡部真美さん、釧路市立鳥取中学校3年・富田望来さんの3点が、佳作入賞を果たした。
 北海道海事広報協会事務局・川野史裕さんは、「小樽は港町だが、市内の中学生からの応募がここ数年ないため、今後、市内の中学校を訪問し応募を呼びかけていきたい」と話した。
uminoeten3.jpg 会場では、画用紙いっぱいに船を大きく描いた作品や、帆船やクルーズ客船や外航商船などを画題に、いきいきと描いた作品がずらりと並んでいる。
 全国大会で銀賞を受賞した稲積君の作品は、外航商船を画題に、細かい部分を丁寧に水彩画で描いていた。訪れた人々は、様々な船の絵に見入っていた。
 市内在住の男性は、「毎年見に来ているが、市内の中学生の作品が1枚もないのが残念。これだけ海が近く、船が入港して良い題材があるので、これからは、ぜひ描いてもらいたい。銅賞の作品は素晴らしい。細かく描かれ情景も良く迫力を感じる」と話した。
 日本海事広報協会海の絵コンクール作品募集
 関連記事1 関連記事2