小樽リトルシニア大健闘!ジャイアンツカップ準優勝


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 東京ドームなど首都圏9つの会場で、8月7日(金)から「第9回全日本中学野球選手権大会・ジャイアンツカップ」が開かれ、32の強豪チームが出場し熱戦を繰り広げた。
 3年連続出場を果たした小樽リトルシニア球団(寺田壽会長)は、順調に勝ち進み、球児たちの憧れの球場”東京ドーム”で決勝戦に挑んだ。その結果、優勝を逃したものの、見事、準優勝の好成績を収めた。道内勢では、これまでにベスト4が最高成績だったため、同球団はこれまでの歴史を塗り替えた。
 中学生硬式野球チームの同球団は、3年生12名と2年生3名が登録メンバーとして、日本選手権全道大会で悲願の3連覇を果たし、同大会の出場権を得た。第43回リトルシニア日本選手権大会では初戦敗退となったが、一致団結して頑張り、失点の少ない持ち味を活かし、決勝戦まで順調に勝ち進み、大会5日目の11日(火)、同ドームで羽曳野ボーイズ(大阪府)と対戦し、8対1で破れ、惜しくも優勝を逃したが、大舞台での準優勝となった。
 今回の試合経過は、7日(金)千葉県市川市国府台公園野球場で、浦添ボーイズ(沖縄県)との初戦を1対5で突破。2日目は、同球場でポニー江東ライオンズ(東京都)と対戦し、3対4で勝利。3日目、読売ジャイアンツ球場で、愛知瀬戸ボーイズ(愛知県)と対戦し、1対4と持ち前の実力を発揮し、準決勝戦に駒を進めた。
 4日目は、埼玉県川口市営球場で、小山ボーイズ(栃木県)と対戦し、0対0で延長10回の裏、2アウト満塁のチャンスで、同チームのエース中山竜之助君(中3)がサヨナラヒットを打ち、決勝戦への出場を決めた。
otarulittlesenior2.jpg 5日目は、球児の聖地「東京ドーム」で、羽曳野ボーイズ(大阪府)と対戦し、先制点を取ったものの、相手チームのペースを奪えず、さらにリードを広げられ、8対1で優勝を逃した。
 読売ジャンアンツが主催する同大会は、1994年に巨人創設60周年を記念してスタートし、2007年から、日本野球連盟公認の全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップとして開催している。会場となる東京ドームは、球児達の憧れの球場でもあり、これまでに多くの選手が同大会を経験してプロ野球界で活躍している。
 8月18日(火)17:00から、市役所(花園2)本館2階市長応接室で報告会が開かれ、メダルを胸に日焼けした同球団選手15名と村上武洋監督・福原圭一事務局長が来庁し、森井市長に準優勝の報告を行なった。
 市長は、「小樽や後志管内でもすごいと話題になっている。誇りを持ち、この活躍を次に活かしてもらいたい。輝かしい成績となり、嬉しい限り。おめでとう」と健闘を讃えた。
 村上監督は、「強豪チームが出場し、決勝戦では東京ドームを会場に対戦し、素晴らしい活躍だった。ミスもエラーも少なく持ち味を生かした試合ができた」と振り返った。
 準決勝でサヨナラヒットを打った中山君は、「ひとつひとつ勝つことができればと思っていたので良かった。今までにない試合で接戦となり楽しかった。サヨナラヒットは、ショートの頭ギリギリだと思ったがボールが超えて嬉しかった」と満足した様子。
 主将の柴田颯君は、「初戦を突破し、その後も1点差や接戦が多く、みんな最後まで粘り強く戦った。決勝戦は、全回諦めず全力を尽くし悔いはない。これからも、胸を張って頑張っていきたい」と笑顔で語った。
 チームの練習はすでに始まり、8月29日(土)から札幌麻布球場で新人戦が行われる予定。
 小樽リトルシニア球団HP
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