長年の努力の賜物! シルバーエイジ作品展示会


 小樽市と小樽市老人クラブ連合会が共催する「第36回小樽市シルバーエイジ作品展示会」が、9月9日(水)〜12日(土)10:30から16:30まで、小樽市産業会館(稲穂2)2階大ホールで開かれている。
 市老連17クラブ(80名)と市老連手芸サークル(5名)、一般からの6団体と個人(157名)が、丹精込めて作品づくりに取り組んだ絵画や手芸・陶芸など約600点を展示している。出展者にとっては、年に1度の発表の場となり、お互いに良い刺激になり有意義な展示会となっている。
silverage1.jpg 高齢者の趣味や文化・教養を啓発し創作意欲を高めて、生活感の充実を計り、もっと生きがいを助長することを目的として開かれている。
 初日9日(水)10:30から開会式が開かれ、森井秀明小樽市長、河野利之市老連副会長、銭谷安五郎運営委員長によるテープカットが行われ、関係者や大勢の来場者と共に開催を祝った。
 森井市長は、「工芸や絵画など多種多様でどれも力作揃い。趣味や特技を持ち、活き活きと過ごされることが生きがいづくりと考え、活発に元気に活躍することを心から願う」と挨拶。
silverage2.jpg 河野副会長は、「心のこもった作品ばかりで、多くの市民に鑑賞してもらえることを祈念する」と述べた。
 開会と同時に、出展者をはじめ、大勢の市民らが来場し、作品を鑑賞していた。会場づくりは、前日に市老連の会員と出展者で展示を行い、作品の良さを引き出す展示をそれぞれに心がけ工夫している。
 杜のつどいでは、71名の手芸や書道・絵画など129点を展示。その中で、能力アップぬり絵の会の丁寧に色を塗った作品や、パッチワークの会のバッグやリュックなど、どれもこつこつと作品に取り組む姿勢が、どの作品からも感じとることができる。
silverage3.jpg グループホーム恵の森は、13名の89点を展示。担当職員の引率で作品を作った利用者が来場し「みんな上手です」と話した。
 同ホームでは、第30回から参加を続け、リビングにみんなで集い手を動かし、作品を制作している。明るい色を使うように心がけ、ピンクや赤などを使ったパッチーワークや貼り絵などが目立つ。
 色を指で伸ばし独特の淡い色に作り、うちわに絵を書いたパステルアートや、フエルトで桜を作り夜桜を表現したもの、広告を細く丸めたもので花器を作り造花を生けたり、毎年工夫した作品に注目を集めている。担当職員は、「作品展を目標に、できる時に参加し、夢中になって頑張っている方もいます」と話した。
 新光南友愛の会は、壁一面に大判のパッチーワークを展示し、小物入の袋や縫いぐるみ、押し花の額などを展示。作品の素晴らしさに感心した来場者は、足を止めて見入っていた。
 小樽市シルバーエイジ作品展示会 9月9日(水)〜12日(土)10:30〜16:30(最終日12:00)
 小樽市産業会館(稲穂2)2階大ホール 入場無料