"小樽市功労賞" 新倉氏・赤坂氏を表彰


1203kouryosyo.jpg 長年の功績を認め表彰する「平成27年度小樽市功労者」が決定し、産業経済部門に新倉吉晴氏(73)と、社会民生部門に赤坂勝氏(72)がそれぞれ受賞した。
 その表彰式が、12月3日(木)10:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で行われ、森井秀明市長から、表彰盾と記念品が手渡された。森井市長は、「中心的な存在として、長きにわたりお力添えをありがとうございます」と栄誉を称えた。
 本市の自治・教育文化・産業・社会等の振興発展に顕著な功績のあった者に贈られる同賞は、1970(昭和45)年に始まり、これまでに、自治振興3名・教育文化66名・産業経済26名・社会民生35名を表彰し、今回の2名を合わせると132名を表彰している。
kouro-niikura.jpg 新倉氏は、創業28年小樽を代表する老舗「菓匠 新倉屋」3代目社長。北海道菓子工業組合理事長や一般財団法人北海道菓子協会理事長、全国菓子工業組合連合会理事などを歴任し、菓製造業者の連携意識の高揚を図る事で事業の拡大に努め、業界の振興発展に尽力し、本市の経済の活性化と食品の衛生工業に多大な貢献をし、平成22年には、北海道産業貢献賞を受賞している。現在は、小樽市食品衛生協会幹事、小樽ふれあい観光大使、小樽地方納税貯蓄組合連合会会長を務める。
 一方、赤坂氏は、1986(昭和61)年から30年以上の永きにわたり、社団法人小樽身体障害者福祉協会の会長を務め、各障害者団体を取りまとめ様々な活動を通じて、本市身体障害者の生活の安全と福祉の増進が図られるよう尽力してきた。
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 常に施策の変革に対応できるよう障害者団体を先導し、本市障害者施策の推進に多大なる貢献をしている。また、北海道身体障害者福祉協会の会長を1997(平成9)年から続け、小樽のみならず、北海道の身体障害者の福祉の向上に力を注いている。
 新倉氏は、「素晴らしい先輩が受賞されている賞で、地元で評価されるのは大事なこと。まして、お買い上げいただいた皆さんの支援もあり、ものすごく嬉しい。
 この業界は、小樽に関わりのある人が多く、技術と原材料が入手しやすい歴史的背景がある。人口減少は痛いことで、小樽の菓子屋も減ってしまったが、小樽の菓子屋はひけをとらず、小樽を背負っている」と話した。
 赤坂氏は、「立派な賞をもらい、皆さんと一緒に貰った意識。北海道は、福祉の先進国であり、福祉の底上げができた。市民会館を借りて全道大会を予定している。障害者も高齢化し、バリアフリーではなく悩みもあるが、おもてなしをしたい」と話した。
 小樽市功労者表彰規則
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