自然の旅クラブ10周年! 会員らが祝う


 健康の維持増進を目的に自然を旅する「自然の旅クラブ」が10周年を迎えた。その記念事業が、12月4日(金)、市内のうまいもんを求め散策するウオーキングの部とクリスマスリース作りを楽しむクラフトの部が開かれ、17:30から記念パーティーで10年の節目を祝った。
 同クラブは、札幌・小樽・余市地区を中心に、自然と文化に関する教育を促進するために設立したNPO法人自然教育促進会が運営している。tabiclub.jpg50歳以上の男女を対象に、道内各地の自然を観て歩き、現地の特産物や温泉、登山、施設見学など、道内外の旅行も実施。現在60から80歳代までの100名が会員となり、自然に触れ合う旅を楽しんでいる。
 2003(平成15)年4月に、山田勝麿市長を学長とする「おたる健康総合大学」が開設され、2年後に、同大学の一講座として「自然の旅クラブ」が発足した。
 2007(平成19)年、札幌在住者から開校の要望があり、札幌市近郊の市民を対象に「さっぽろ自然の旅クラブ」の運営を開始。2009(平成21)年3月に、同大学の閉校を受け、4月から同促進会が運営を引き継いだ。
 17:30から、おたる政寿司本店3階宴会場で、札幌・小樽の会員27名が集まり、記念パーティーが開かれた。小樽商科大学教授・中川喜直氏は、「今後、10年、20年と続け健康に留意され、自然の旅クラブが末続くことを記念する」と挨拶した。
 和やかにパーティーが続けられ、札幌在住の柴田佐和子さんは、「友達と一緒にハワイへ行ったり様々な場所を旅行したが、歩くことの大切さに気づいた。入会して7年目、登山や自然の中を散策し、春のカタクリの花やブナ林など楽しみながら歩き、良い経験となった。今後も体力が続く限り続けたい。ストレス解消にもなる」と話した。
 自然教育促進会