アメリカのコーチを招き春合宿!ダンスうんどう塾

 未来のアスリートを育成する「ダンスうんどう塾」(小林英夫塾長)は、3月30日(水)から4月1日(金)までの3日間、小樽運河プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで、春合宿を開いた。
 本場のリズムを習得するため、アメリカから特別講師を招き、道内外のジュニア14名と指導者7名が参加し、ダンス漬けの合宿で汗を流した。
 講師に、アメリカン・スムース&リズムファイナリストのマーカス・ジョンソン選手(40)を招き、2014年春合宿から今年で3回目となった。
dancesports1.jpg 同氏は、21歳でプロとなり、コーチやデモンストレーション(実技指導)を行う指導者として活躍中。本場のアメリカンリズムやスムースの習得に重点を置き、世界の様々なリズムを指導。普段体験できない貴重な機会とあって、受講生も真剣な表情で参加した。
 同塾の強化合宿は、競技における技術向上を目指し、アスリートとしての自覚を促し、人格形成と心身の成長を図るために開かれている。筋肉や骨格の仕組みを知る冬合宿に対し、春合宿は世界の色々なリズムを学び音楽とマッチングさせる。夏合宿は、ロシアやイタリアのコーチを招き、世界最強のダンス力の高まりを習得するなど、それぞれに目的が違い、自分の不足する部分を補うために参加する選手が多い。
 9:15から、小林塾長が講師を務めて1時限目が始まり、2時限から6時限までは、マーカス氏が講師となり、3日間で17時限のレッスンが組まれ、連日21:00まで練習が続いた。
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 エレガントに体を動かすマーカス氏を見本に、受講生はパートナーをローテーションさせ、音楽に合わせてステップを踏みながら体を動かし、何度も繰り返し練習した。
 合宿参加者でペアを組み、札幌で4月3日(日)開催の「北海道ダンススポーツ選手権」に出場を予定。新たな挑戦を試み、自分の可能性を試すチャンスとする。
 小林塾長は、「この合宿は、日本人が学ぶことのできな授業で貴重な時間。基本に徹したチャンスとなり、アメリカで指導するスタイルで開かれている。3日の大会は、予想しないパートナーと組み勉強になり、楽しみながら戦う。どう効果を出せるか、にわかカップルが挑む」と話した。
 参加者男子リーダーの金井大輝君(17歳・群馬県)は、「合宿には毎年参加し楽しい。体の使い方が難しく、アメリカでは表現が得意なので学びたいと思う。今年の目標は、三笠宮杯で決勝戦まで上りつめたい」と話した。
 なお、3月末で閉校した色内小学校から、小林氏へ感謝状が贈られ、谷本校長から手渡たされた。小林氏は、約3年もの間、同校の体育授業の充実のためダンスを指導。
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