春告げる鯉のぼりと大漁旗!勝納川を泳ぐ

 南樽市場(新富12)横の勝納川に、鯉のぼりと大漁旗300枚が、ダイナミックに泳ぎ始め、通行人に春の訪れを告げている。
 今年で14回目となり、春の風物詩として楽しみにしている市民も多く、大小の色とりどりの鯉のぼり240匹と大漁旗60枚の計300枚が、春の風に爽快にたなびいた。
0410koinogori1.jpg 毎年4月の第2日曜日に設置を決めている同鯉のぼりを管理する市内の若松二丁目会(伊藤政一会長)は、先週から川の木を切ったり、ゴミを拾って準備を始めた。今年は、雪解けが早く、いつもの雪割り作業はなかったという。
 10日(日)は9:00に、町会メンバーとデイサービスセンター・ラポールや協和管理管理会社の若手職員ら26名が集まり、市内新富町の南樽市場に沿って流れる勝納川の眞砂橋を挟んだ約400mにも及ぶ区間に設置作業を開始した。2014年に閉校した北海道聾学校寄贈の鯉のぼりも設置した。
0410koinogori2.jpg 午前中には、眞砂橋から国道側に、29本のロープに吊るされた鯉のぼりや大漁旗、小さな鯉のぼりを設置し、遊歩道に沿った欄干には9mもある大きな鯉のぼりを何枚も貼り付け飾った。
 国道5号線側から始め、鯉のぼりや大漁旗を吊るしたロープを川の左右に分かれて持ち歩き、橋の欄干の下の金具に間隔を空けて、鯉のぼりと大漁旗のロープを交互に縛りつけて設置。国道側の橋と眞砂橋までの中間くらいになると、眞砂橋から、ロープを渡し始める。全部で40本以上のロープを川に渡す作業が14:00頃まで続いた。
 鯉のぼりを一層引き立てる大漁旗は、今年で4年目となり、町会メンバーの日下幸一さんが営む理髪店に通う礼文島の常連さんを通じて、船泊漁港の漁師さんから寄贈されたもの。風にたなびく様子は圧巻で、多くの通行人の目を楽しませている。

 伊藤会長は、「町会メンバーも高齢となり、大変な作業となるが、楽しみにしている人も多く、頑張って続けたい。ラポールや協和管理から若い人の手伝いもあり助かった。市場の買い物客も楽しみにしていると聞き、やりがいがある」と話した。
 鯉のぼりは、破れたり、色あせたり、風に飛ばされたり、使えなくなるものも多いため、家庭で眠っている鯉のぼりがあれ寄贈を呼びかけている。
 問合せ:0134-32-1997 若松二丁目会
 関連記事